初めての方へ、猫の飼い方で知っておくべきことは
初めて室内での猫の飼い方を知りたい方にとって、快適な猫の飼い方室内での環境作りは、1つの大きな難題ですよね。
犬よりもお世話の頻度が少ないと言われていますが、個体差が激しい猫の場合、どんな環境でもくつろいでくれるというワケではありません。
飼い主さんが家から帰ってきた際、「いつもと違って猫が近くに寄ってこないな?」「何か不満があるのかな?」などと思うことはよくあるそうです。
猫に合わない環境が続いてしまうと、愛猫が居心地の悪さからストレスを感じてしまい、体調の変化が現れてしまうことも!
長年室内での猫の飼い方を気にしてきた方にとって、時にサインを見せる猫の様子が気になり、過ごしやすい室内での猫の飼い方、室内環境を改めて整えることを重要視されている方は最近多く感じます。
お家の猫の様子を見ながら、猫本来の習性を正確に知り、徐々に猫が好きであろう環境にするため、配置を少しづつ変更することを続けている飼い主さんもいらっしゃいますよね。
日々猫の習性が研究され、そんな自由で快適な室内での猫の飼い方・環境を手に入れた猫達は、悪影響になるストレスが減り、問題行動が減る、毛並みがよくなる、お留守番ができるようになる、長生きするなど寿命に影響する効果を得る子もいます。
ということで、今回は今まで猫を飼った事がない、初めて室内で猫を飼う方に向けて、ペットシッターが教える室内での猫の飼い方、よりよい生活を目指すために必要な室内環境作りのコツをご紹介したいと思います。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
猫が喜ぶ室内の飼い方 ~初めに準備したいもの5つ~
ここからは初めて猫の飼い方、まず初めに室内に準備したい
- 室内での猫の飼い方① 安心な、隠れられる場所を作る
- 室内での猫の飼い方② キャットフードと水
- 室内での猫の飼い方③ トイレ
- 室内での猫の飼い方④ 遊べる広い空間
- 室内での猫の飼い方⑤ 爪を研げる爪とぎ
についてお伝えします。
猫ちゃんが快適に過ごせるための環境作りは、犬に比べれば楽と世間では言われています。
その訳は犬と違い、縦の室内における生活空間を利用し、猫自身で部屋の中にある様々なスペースを有効活用することができるためです。
トイレのしつけがしやすい事なども飼いやすいイメージに繋がっています。
犬と比べると、生涯にかかる飼育費用が約半分とのデータもあります。
ですが立ち入ってほしくないエリアに侵入してしまうことや、物が置いてあることによる誤飲など、猫を飼い方で気をつけている飼い主さんにとっても思いもよらないトラブルが起こるものです。
そのため、室内での猫の飼い方を快適にする際には、安全性も含めてこれだけのモノを事前に準備しなければなりません。
それでは、室内での猫の飼い方に必要になる環境作りと、定期的に買い替えが必要生活必需品の説明を一つずつ細かく解説したいと思います。
猫にとって安心な、室内に隠れられる場所を作る
猫の飼い方で気をつけるべき点として、まずは、人間ではなく「猫にとって快適な目線」を考えてみましょう。
私たち人間とは違う視点で生活をしていますので、私たちが普段は目につかないところをずっと見ていることになります。
より良い猫の飼い方をするためにも、一度室内を猫が上っているキャットタワーなどの高い場所、地面に近い低い位置から見回してみてください。
私たちにとっては何でもないものが、猫の飼い方をする上で邪魔だったり、危険だったりすることがあります。
そして、あらかじめ室内での猫の飼い方として安全を優先し、猫ちゃんが行動できる範囲を事前に決めておくことも大切です。
仕事部屋で書類がいっぱいある、趣味で集めた骨董品を飾っている部屋など、猫に足を踏み入れてもらいたくない!
という場所や部屋があれば、事前に決め、入られないように常に入り口は閉めておくなどを子猫の時期から猫の飼い方対策を取っておきましょう。
環境になれると「ここは入ったらダメな場所」という認識をしてくれるはずです。
また、猫は好奇心旺盛ですので、何にでも興味を持ちます。
猫の飼い方で飼い主さんが決めた行動範囲内でも触られたくないものなどがある場合は、しっかりしまっておくなど自己管理をしっかりしてくださいね。
また、室内での猫の飼い方で最も気を付けたいことは、玄関をあけた瞬間の脱走です。ドアの開閉時は注意をしてください。
室内飼いの猫が突然外に出ると、どうしていいかわらなくなって、交通事故など、悲しい事故に巻き込まれてしまう可能性があります。
猫の飼い方として、「ここが一番落ち着ける場所」が室内に作ることはとても重要なことです。
猫本来の習性として、安心できる環境を見つけ、そこをお気に入りの場所にします。
狭い場所を隠れ家にしますので、色々な場所に入ってしまったとしても、危険なものを取り除いた上で多めに見てあげましょう。
室内での猫の飼い方で快適に遊ぶために部屋をなるべく広くする必要がありますが、それと同時に部屋の中に猫が隠れられる場所も作ってあげなければいけません。
わざわざ隠れられる場所のために、専用の商品を買うほどではありませんが、市販されているカラーボックスやカラーシェルフは、中抜きしてスペースを作れば猫ちゃんにとって非常に良い隠れ家になります。
飼い主さんが自然に見つけることができる場所で、猫が気に入った場所を開いて解放してあげて整理するのもいいでしょう。
猫は自分のプライベート空間がないと、ストレスで体調を崩してしまうことがあります。
落ち着く場所があることは猫の飼い方を考える上でとても重要なことですので、室内で安心して心して過ごせるスペースを作ってあげてくださいね。
猫のキャットフードについて 保存方法と水
猫の飼い方としてキャットフード選びは飼い主さんにとっても大事なことですよね。災害時の対策としても常に1週間分の猫のフードと、水だけは必ず購入するようにしてください。
猫の飼い方で必要なモノは以下の通りです。
【買い揃える必要があるもの】
- 室内での猫の飼い方必需品 その子にあったキャットフード
- 室内での猫の飼い方必需品 キャットフードを入れる器
- 室内での猫の飼い方必需品 水を入れる器
猫用のキャットフードとお皿は食べやすい、広く不容器の底が深すぎない形のものを選びましょう。
食べているときや、いたずらするときに動きづらく、菌の繁殖もしにくいメリットがあるステンレスのお皿をおすすめします
普段飲む水は、東京都に住む方は軟水である水道水で問題ありません。逆に硬水を与え続けてしまうと、ミネラルを多く含むため尿結晶などの病気につながる危険性がありますので、注意が必要です。
ちなみに、ペットシッターとしての経験上、猫ちゃんはキャットフードの好き嫌いが激しく嫌いな餌は、お腹が空いていても、なかなか食べてくれません。
狩りをして獲物を捕まえていた猫にとって、いつも同じキャットフードに飽きてしまうことも考えられます。
種類としては健康のために栄養バランスの良いドライフードが基本として、ウェットタイプのご飯選びも考えてみてください。
新しいキャットフードに変える際、急激な変化は猫も嫌がるので、今食べているキャットフードから少しずつ割合を変えて与えましょう。
レンジでチンをして、少し温めてから与えるなどの工夫もあります。
初めて室内で猫を飼う際には猫のフードを複数買っておき、猫ちゃんが食べやすい餌をみつけていくことで、その日から問題なく餌を食べさせてあげることができます。
そして一度開けたキャットフードが酸化してしまわないよう鮮度を保つため、少量の場合は食品用のクリップやジップロックなどで密封させ、少し大きめの保存箱も用意すると良いでしょう。
缶詰にはサイズに合わせてフタをする方法や、専用のフードカバーと呼ばれるものも活用してみてくださいね。
猫との生活必需品【快適なトイレ】
猫の飼い方で必要な、室内で必ず必要になるものの1つが「猫のトイレ」です。
現在猫のトイレは、値段もタイプも異なるさまざまなモノが販売されていますが、できれば猫のプライベートと猫が砂をかき出す際に、砂が外に溢れでないようにするために、現在の一番人気である箱型と呼ばれる壁があり覆われたタイプのトイレが良いでしょう。
最近は室内での猫の飼い方で便利なシステムトイレと呼ばれる、下にマットやシーツが敷き詰められ、長期間の利用が可能な飼い主さんが喜ぶトイレも一押しです。
今使っているトイレが猫にとって使いにく、望む場所でトイレをしない可能性があるのと、きれい好きな猫はある程度汚れてしまったトイレでは排泄しないため、飼い始めた子猫の時期から現在飼っている頭数+1個はトイレの数を増やしてあげましょう。
今後一定期間家を開ける際、室内での猫の飼い方を知っているペットシッターに猫のお世話を依頼されると清潔にトイレが保たれるのでおすすめしますが、シッティングをお願いしない方の場合は、なるべく大きなトイレを購入するようにしてください。
室内での猫の飼い方 トイレについての詳細はこちらにも書いてあります。
室内で猫が爪を研げる爪とぎ
猫の飼い方で室内(マンションなどは特に)の柱や壁は爪とぎではないと教えることが必要です
猫の室内飼いで意外と忘れがちなのが、猫のための「爪とぎ」。
猫にとって爪とぎは自分の空間を証明する匂い付けの意味や、爪の刺激によるストレス解消効果があるので、やめさせるのではなく上手な室内環境を作り発散させてあげましょう。
飼い主さん自身で爪とぎの場所を誘導して欲しいのですが、猫が家の柱やアナタのお気に入りのソファーなどで、ガリガリと爪を研がないために、目立つ角や柱の近く、部屋の出入り口付近に爪とぎを置くのが望ましいでしょう。
柱や壁は、室内で猫ちゃんが伸びをしたときにガリっとやってしまいがちです。
我が家では、壁に爪とぎを設置しているので「ここで爪とぎをしてね」と教え込みました。
それでも100%とはいきませんが、指定の場所だけで爪とぎをしてくれるようになりました。
これも最初が肝心です!室内での猫の飼い方として大事なことなので小さいころからしっかりと教え込んでくださいね。
なお、値段と爪とぎの質は、猫の飼い方を初めたうちはそこまで気にされなくても良いのですが、使い捨てできる安価な物から試してみましょう。
値段の相場は使い切りタイプで500円前後~、大きなタイプは1500円以上~からのようです。
自ら爪を研ぐ猫には必要ないと思いがちですが、今後怪我をしてしまった際や、年を取り自ら爪を研げなくなってしまった時のためにも、猫の手足を触っても嫌がらない状態を作っておきましょう。
爪とぎに限らず、汚れが出やすい目元をコットンで拭いてあげたり、耳の掃除や歯磨の練習を始めると、今後飼い主さんが高齢猫のケアをする際猫自身の負担も少なく、スムーズに行なえます。
普段のスキンシップ、健康チェックの延長で行う事ができるとよいですね。
猫の飼い方で必要な立体的な室内環境作り
室内で猫の飼い方をする上で室内で喜ぶ場所作りの基本は、出来る限り高い場所を解放してあげましょう。
多くの猫ちゃんは高いところが好き!以前飼っていた愛猫も高いところが大好きで、棚の上などに上って得意げな顔をしてくつろいでいます。
くつろいだり・昼寝をしたりと、自分だけの空間として楽しんでいるようです。
タンスの上など、ダイレクトに上りにくい場所なら、上に行くまでの踏み台や導線をつくってあげると、猫ちゃんもきっと楽しむことができます。
猫ちゃんのくつろぎの場所になるので、ほこりがたまらないようにしっかりお掃除もしてあげてください。
室内で猫の飼い方を猫目線で考えると、質のいい空間とは立体的に動ける部屋のことを言います。
トイレ、フード、水が揃ったら次はお部屋の環境を猫にあったものへと変えてあげましょう。
犬もそうですが、猫だって自由に遊べる広い空間が必要です。
テレビなどで見ている猫は、ずっと寝ているように思えますが、アナタが知らないだけで、猫は意外と活発なんです。(夜は特に)
遊ぶ時は突然スイッチが入ったように動き回り、犬のようにおしっこはしないまでも、自分の臭いをつけるために家中歩き周ります。
部屋中に色々な物が置いてあると、 動きが制限されてしまうのと、留守番中など飼い主さんが見ていない間にいたずらをしてしまうきっかけとなるので、ある程度部屋はすっきりシンプルにしましょう。
室内で飼う猫は基本的に毛が抜けるので、定期的にブラッシングをするのも良いですが、その際すっきりした部屋の環境だと掃除もしやすく一石二鳥です。
そして高さの出るキャットタワーはお家に置いてほしい商品です。猫の隠れ家にもなりますし、立体的な遊び場には家の猫もときめくでしょう。
室内で猫と遊びたい飼い主のアイテムとして、動きがでる猫じゃらしも用意できると良いですね。
比較的飽きやすいので、商品より飼い主さんの動かし方も大切です。
猫自身のストレス解消、運動不足を防ぐためにも遊んであげることが猫の飼い方、信頼関係構築に役立ちます。
見晴らしのいい場所でのんびり外を眺めたり、動くものを待ち伏せして狩りをする遊びを楽しんだりします。
家の中でも飼い主さんがびっくりするような場所に上ってしまうことがあるかと思いますが、降りるのが苦手なので、安全な場所であることはもちろんとして、猫が上りそうな場所には中間地点に段差などを作ってあげても良いでしょう。
猫の室内飼いとなると、病院に行くくらいしか外に出るチャンスがないと思います。
そんな猫ちゃんたちに外の気分を味わってもらうため、可能な限り窓を開けて外を見せてあげるのは、猫ちゃんにとってもいい気分転換になります。
ただし、網戸を固定するなど、脱走対策はしっかりとしてくださいね。
室内での猫の飼い方で便利な、100均で売っている「突っ張り棒」を活用して、網戸を固定することをしていました。
以前飼っていた愛猫も無類の窓辺好きで、朝から晩までバードウォッチングに励んでいて、ストレス解消にもつながっていたようです。
高層マンションなど、窓が開けられない環境の場合は、ガラス越しでも外が見ることができる猫の飼い方環境をつくってあげるのがいいと思います。
快適な室内作り 猫の飼い方をするために部屋を広くすることは大切なことですが、それ以上に落ちやすいものを棚の上などに置かないようにしましょう。
猫が棚の上に登った拍子に、それらを落としてしまうかも知れません!落ちたもののせいで、猫がケガしてしまうこともあるので、棚などにモノを置く際にはご注意を!
~室内での猫の飼い方 留守番中快適に過ごせるコツなら~
万が一に備えての安全対策を考えておくことも猫の飼い方に必要
猫の飼い方として、室内で飼い主さんが見ていない間も怪我なく安心して過ごしてほしい。飼い主さんなら皆そう思いますよね。
室内の生活は意外と多くの危険が伴っています。
猫の飼い方注意点 まずは小さな物を誤って飲み込んでしまわないように注意を。
キャットタワーなど昇る道具には、使い続けていくとネジが緩むことがあるので、定期的にチェック。
猫の飼い方注意点 扉の開け閉めには注意を
猫の飼い方注意点 家電などに付いている電源コードには注意を
- 猫の飼い方注意点 思いがけないところに入るので注意を [aside type=”warning”] 家の中は意外と危険な場所で溢れています。過去にあった事例では洗濯機の中に入ってしまったり、収納箱に収まる、冷蔵庫を開ける、浴室への侵入、キッチン周りに侵入するなどがあります。
小さな転がるものが家にある場合は注意してくださいね。
フローリングなど滑りやすい場所には一部滑り止めのマットがあるといいですね。特に猫ちゃんが高齢になってきた時、階段の部分に設置するのは望ましいでしょう。
扉の隙間の部分に猫の脚や尻尾が挟まれてしまう可能性もあるので、 飼い主さんがいるときは扉の開け閉めに注意すると共に、緩衝材などをつけるのもいいですね。
万が一猫が 外に行きたがり、 脱走してしまうこともありえますので、飼い主さんが扉を出入りする際は ゆっくりと少しずつあけて、片足から入るようにして、猫のとっさの侵入を防ぎましょう。
猫ちゃんは紐で遊ぶのが大好きですので、電気コードなども立派なおもちゃとなってしまう可能性があります。
猫ちゃんが行動する範囲はできるだけ、コードをむき出しにしないことをオススメします!
コードをかじると、猫ちゃんに害があるだけではなく、最悪の場合火事につながることもあるので、猫の飼い方として特に注意が必要です。
電源コードをまとめて収納するケーブルボックスや、 結束バンドでまとめる、動かないように固定するといいでしょう。
また、イヤホンなども大好物なので手の届く場所に置きっぱなしにしないよう、注意してあげてくださいね。
猫が入って良い部屋を決めることや、部屋を分けたとしてもドアノブを動かして扉を開けることを覚えてしまう猫もいるので、扉にストッパーを付けるなど対策は考えて置いて損はありません。
ここで我が家の先代の室内での猫の飼い方話をひとつ。
室内のどこを探しても見つからず、外に出たのかも?と、家族で大騒ぎをしたことがあります。落ち着いてもう一度室内を探してみると…。
クローゼットの下の方で出ることができず困っていました。クローゼットが少し空いていたらしく、そこから侵入して出られなくなったようです。
押し入れやクローゼットなどが少し空いているだけでも猫なら気軽には入れてしまうことがあります。
我が家のようにちゃんと見つけることができたらいいですが、見つけることができなかったら…と想像すると恐ろしくなりました。
昼寝などにいいくつろぎの場ではありますが、安全な猫の飼い方として勝手な侵入には阻止してくださいね。
まずは猫の飼い方 5つのコツを参考に、そして困りごとの相談を
まだまだ細かい部分はありますが、ご紹介したことを実践すれば、とりあえず猫の飼い方の準備としてはオッケーです。
ただその後、いろいろなモノが必要になるかも知れないので、その度に買い足して行けば、猫がよりリラックスして過ごせる空間を作りあげることが出来ます。
とりあえず、これから猫を室内で飼おうとお考えの方は、ご紹介したモノは必ず揃えて、猫が安心して快適に過ごせる環境を作ってあげてください。
ただ日中猫の様子が心配な方や、室内での猫の飼い方で心配なことを、ペットシッターは日常のお世話を通じながら、お客様に合わせ最適な部屋の環境作りのアドバイスができます。一度、ぜひご相談ください。