猫が留守番中に感じやすいストレス ~快適に過ごせる6つのポイント~

うつぶせになる猫

留守番中のストレスを和らげる対策ならこれ

みなさんのお宅では、猫ちゃんにお留守番してもらうとき何か対策をしていますか?

猫ちゃんそれぞれの性格や環境などにもよりますが、一人ぼっちの留守番は何かとストレスが溜まってしまいがちです。そこで今回は、猫ちゃんが快適に過ごせる6つのポイントをご紹介したいと思います。

お気に入りの場所はできるだけ解放。

日向ぼっこする猫
一人ぼっちのお留守番は猫ちゃんにとっても退屈。きっと寝ていることが多いと思いますが、猫ちゃんが普段よく寝ている場所・くつろいでいる場所はできるだけ解放してあげてください。

普段と変わりない環境下で過ごせることが一番ストレスを感じることが少ないと思います。

遊び好きなコには、ひとりで遊べるおもちゃを置いてあげるのも退屈しのぎになると思いますよ。ただし、紐状のものなどは事故や怪我につながらないように注意してあげてください。

ケージ内でのお留守番の場合は、お気に入りのベッドやタオルなどをいれてあげることで、猫ちゃんも安心してお留守番できると思います。もちろん、その他お水・食事・トイレもしっかり完備してくださいね。

ちなみに私が昔飼っていた猫は私の部屋の布団の上で寝るのが大好きです。

(なぜか気に入っているのは1枚だけで、他の場所には興味がありません)お留守番のときはベッドを貸してあげているので、とても安心できるみたいです。きっとあなたのお宅の猫ちゃんにもお気に入りの何かがあるのではないでしょうか。

暑さ対策・寒さ対策を忘れずに。

顔に手をかける猫
お留守番となると、窓は締め切った状態になると思いますので、特に夏場はエアコンをつけてあげるなど暑さ対策を万全にしてあげてください。

我が家の猫ちゃんは長毛種なのでとても暑がりです。お留守番するときは、もちろんエアコンは欠かせませんが、保冷剤をタオルに包んでお気に入りの場所に置いてあげています。

(保冷材はデパートなどで食品を買った際につけてもらえるものを使用しています。

保冷剤をダイレクトで置いてあげた方がもちろん涼しいわけですが、猫ちゃんによってはかじってしまう可能性がありますので、必ずタオルなどで包んで、むき出しにならないことをオススメします。

また、冬場は寒さ対策が必要です。寝床やお気に入りの場所に毛布などを置き、必要に応じて暖房を入れてあげてください。

また、寒さに応じてカイロを置いてあげてもいいと思います。

これも保冷剤同様、ダイレクトに置くと、事故の原因につながる場合がありますので、必ずタオルで包むか、巾着などの布に入れてから置いてくださいね。

食事やお水も忘れずに。
お出かけしている時間にあわせて、食事もしっかり準備してあげてください。

「現在ダイエット中」「食べすぎが心配」「持病があるので食事制限が必要」という猫ちゃんには、「猫用自動給餌機」を設置することで、食べ過ぎを防止することができます。

また、お出かけ前にお水はきれいなものに変えてください。特に夏場は喉が渇きますので、たっぷりと置いてあげてくださいね。

トイレは清潔に。
お出かけ前には必ずトイレがきれいな状態かを確認してください。

猫ちゃんによってはトイレが汚いと、おしっこやうんこをしにくい!と感じて、我慢してしまうコもいます。

飼い主さんが帰宅するまで待ってしまう…。なんてことなると、膀胱炎などの病気につながることがあります。

また、トイレが汚くてできないから!と、トイレ以外の場所で粗相してしまうこともあります。もちろんこの場合、猫ちゃんに罪はないので叱ることもできません。

お出かけ前は猫目線で部屋をチェック。
普段は気にも留めないものでも、飼い主さんの留守中の退屈な時間なら、部屋の中にあるさまざまなものに興味が湧いてしまうかもしれません。

たとえば電気コードやイヤホンなど、猫ちゃんにとっては楽しいおもちゃに変身してしまう可能性があります。

お出かけ前は猫目線で部屋を見渡し、危険なものや興味を示しそうなものがないかなどを確認してくださいね。

帰宅したら、声を掛けてあげてください。
「●●ちゃん、おりこうさんにお留守番できた?」とやさしく労ってあげてください。すると猫ちゃんもお留守番に対しての自信がつくと思います。

そして、おとなしくしていると、褒められる!というイメージができてくるので、次のお留守番もきっとおりこうさんにしてくれることでしょう。

寂しかった猫ちゃんはスリスリやダッコをねだるなど、それぞれの愛情表現で飼い主さんに「私頑張ったよ!」って語りかけてくると思いますよ。

毎日のように日中はお留守番させて慣れている!というコなら、きっと何の問題もないとは思いますが、普段は常に誰かが家にいるようなお宅の場合は、一度お留守番時の環境についてしっかり考えてみるのはいかがでしょうか。

日常と同じようにしてあげることがベストだと思います。猫ちゃんたちがノンストレスでお留守番できるよう、サポートできるのは飼い主のみなさんですよ!

もし、何か失敗したり不便があったりした場合は、次回以降の課題として、改善してくださいね。