一人暮らしで猫を飼うなら|留守番時の対策と先輩飼い主の事例

ぐっすり自宅で寝る猫

一人暮らしで猫(子猫や老猫も)を飼うとき相談できると、心強い

最近ではメディアでも猫が注目され、一人暮らしで猫を飼う人が増えて来ました。

犬と違い、散歩の必要性がなく、一人遊びの達人である猫は、一人暮らしでも飼いやすいペットです。

都内では室内で飼う方がほとんどの中、留守番に慣れることで、一人暮らしの方でも安心して飼うことはできると言われています。

しかし、そう思っていた飼い主さんも、愛猫のお世話がしたくてもできない場面が訪れます。

一人暮らしで飼いやすいと言っても、やはり留守にする時間の多い一人暮らしで猫を飼うということには、思わぬ危険が潜んでいるんです。

猫はアナタが思っている以上に個体差が大きく、飼い主さんとほとんどコミュニケーションを必要としない猫ちゃんもいれば、飼い主さんとべったりな子も。

フードの種類や遊ばせ方、可愛がり方など、実はその子にあった方法がありますが、1番の問題は猫ちゃんが留守番中のケアです。

家に必ず誰かがいる状況であれば、そこまで猫ちゃんのケアを気にする必要はないでしょう。

ですが、一人暮らしで猫を飼う方が増えている今、1匹で留守番する時間が長く、猫を飼う部屋で(フード、トイレ、メンタル)さまざまなケアが必要になります。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

一人暮らしで猫を飼う際起こる問題

狭い場所が好きな猫

一人暮らしで猫を飼う方にとって大変なことは、

飼い主さん

「どうしても一人では留守中のお世話ができない・・」
これにつきます。

まずは猫を留守番させたときによくあることとして、

  猫を飼うなら知っておきたい7つの事
子猫を飼うなら、事故対策、退屈させないおもちゃ温度管理、2日以上留守にするには?、健康管理は慎重に、動物病院の確保)

猫を留守番させたところ、予期せぬ行動をする事例

トイレの始末が大変

緊急を要する用事ができた事例

飼い主さんが入院してしまった事例

飼い猫を病院へ連れて行きたいが、仕事で都合がつかない事例

飼い主さんの代わりとなる心強いキャットシッターの紹介

についてお話します。

一人暮らしで猫を飼っている人、これから飼いたいなと思っている人は、猫との安全で幸せな生活のために、ぜひ参考にしてみてくださいね!

一人暮らしで猫を飼うなら知っておきたい7つのこと

自宅で飼い主を待つ猫
1.子猫を飼うなら離乳がしっかり終わってから

離乳が完全に終わっていない子猫には、ミルクを数時間おきに与える必要があり、場合によっては排尿や排便の補助も必要になります。

一人暮らしで猫を飼う場合、どうしても留守の時間が長くなり頻繁なお世話ができないため、離乳の終わっていない子猫を飼うことは難しいです。

一人暮らしで猫を飼うなら、最低でも1.5~2か月齢以降のしっかり離乳が終わった猫を飼うようにしましょう。

仕事で12時間以上留守にすることもある人では、体調が落ち着いてくる3カ月齢以降の猫を飼う方が安心かもしれません。

2.事故に注意―異物の誤食と落下事故

一人暮らしで猫を飼う場合、猫が一人になる時間がどうしても長くなります。

そこで注意が必要なのが、異物の誤食事故と、落下事故などによる怪我です。

異物の誤食事故は、特に1歳未満の若い猫に多いですが、誤食癖のある子では高齢になってからでも変なものを食べてしまうことがあります。

異物の誤食は中毒および腸閉塞など命の危険につながることもあるので要注意です。

そのため、猫が口にしそうなものは、猫の届く場所にはおいておかないことが大切です。

特に注意が必要なのは、ひも・ゴム・口に入る大きさのおもちゃ・つまようじ・ビニールなどの胃腸に詰まる可能性のあるものや、薬・観葉植物(特にユリ科植物)・チョコレート・玉ねぎなど中毒を起こすものです。

また、猫は高所からの転落には比較的強い動物ですが、何かが猫の上に倒れてきたり、落ちてきたりすると怪我をしてしまうことがあります。

部屋を整理して落ちたり倒れたりするものがないようにしておくことも大切です。

ある程度猫の行動を読めるようになるまでは、猫用ハウス(家用の大きめケージ)を買って、留守中はその中で生活をしておいてもらった方がいいでしょう。

特に子猫の場合は思わぬ事故が非常に多いため、「大丈夫だろう」と油断しないようにしてください。

見ていられるときにお部屋に出して、事故のリスクがありそうなものを確認して排除した上で、留守中も自由にさせてあげるようにしてあげるといいですよ。

3.退屈させない―おもちゃと環境を考える

半日以上留守にしていると、やはり猫は退屈してしまいます。

猫は意外とストレスを感じやすい動物であり、退屈によるストレスで膀胱炎などを起こしてしまうこともあります。

ですので、ストレスをため込ませないためにも、1人で遊べるおもちゃを与えておきましょう。

ただし、誤食事故の原因となりますので、以下のようなおもちゃは避けましょう。

・ひも状のもの
・飲み込める程度の大きさのもの(ネズミのおもちゃなど。猫は10円玉程度の大きさのものであれば飲み込んでしまいます)
・おもちゃやぬいぐるみの一部(ボタンなど)が取れて、飲み込むリスクのあるもの

おすすめのおもちゃは、コングや、大きくて丈夫なボールやぬいぐるみなどです。

また、退屈しない環境作りも大切です。

キャットタワーなど縦の空間を使って移動できるものを置いておいたり、窓の外が見える工夫をしてもらうのも、退屈させないために効果的ですね。

4.温度管理―特に夏の暑さに注意

猫は比較的高温にも低温にも耐えられる動物ですが、あまりに寒い場所や暑い場所では調子を崩してしまいます。

冬場は、北海道などの極寒地を除けば、室内の暖房は基本的には必要ありません。

隙間風が入らないようにし、毛布などを置いておくことで、室内の寒さ対策は可能です。

ただし、子猫は寒さに弱いので、子猫を飼っている場合は暖房やマットヒーターなどが必要になることもあります。

一方で、真夏の暑さに関しては、特にワンルームなど部屋の空気がこもる場合に注意が必要になります。

猫は犬に比べて熱中症の発生は少ないものの、それでも昼間の室内温度が40度を超えるような暑さは危険です。

真夏の数週間の間は、温度が最も高くなる10~16時くらいの時間だけでも、「ドライ弱」や「30度の冷房」など、弱めの冷房設定をしておいてもらった方が安心でしょう。

5.2日以上留守にする場合はお世話を頼む

健康な成猫で1日程度の留守であれば、たっぷりと入れた2カ所以上(こぼしてしまってもいいように)のお水と、ドライフードを置いておくことで、お留守番をさせることができます。

ただし、2日以上留守にするときは、知り合いやペットシッターに猫のお世話を頼んでください。

猫のホテルもありますが、知らない環境に預けられるストレスはかなり強いため、ホテルに預けると全くご飯もお水も飲まず、おしっこをしない子も珍しくありません。

トイレとフード、水のお世話をしてくれる人を見つけて、極力自宅で快適に留守番してもらうようにしましょう。

6.健康管理は慎重に

一人暮らしで猫を飼う場合、急に体調を崩してしまってもすぐに病院へ連れていけない場面も多くなります。

そのため、病気の予防や早期発見のための健康管理をしっかりしておくことがより重要になってきます。

ワクチンなどの予防だけでなく、動物病院で定期的に健康チェックをしてもらい、健康状態は問題ないか、食餌で気を付ける点はないかなどを確認しておいてもらうといいでしょう。

また、便や尿の状態をしっかり観察し、定期的に飲水量や体重を測定しておきましょう。

そうすることで、急な体調不良の危険性を減らし、一人暮らしでも安心して猫を飼うことができます。

7.夜間も診察してもらえる動物病院の確保

「お家に帰ってきたら猫の調子がおかしい」……そんな時は、早めに動物病院を受診しましょう。

仕事が終わって夜にしか動物病院へ連れて行けないという人は、事前に夜間動物病院の情報を調べておいたり、夜間も診てもらえる動物病院をかかり付けにしておく方がいいでしょう。

特に、注意してほしいのは以下のような症状です。
・何度も吐いている
・呼吸が速い/口を開けて呼吸をしている
・尿が出ない
・ぐったりして反応が鈍い

これらの症状が出ている場合は緊急性が高い可能性があります。

様子を見ていると命に関わる可能性もあるので、できる限り早く動物病院へ連れていきましょう。

また、「何か調子が変」という場合には、時間があるときに動物病院へ早めに連れて行ってください。

そうすることで、忙しくて動物病院へ連れていく時間がない時に調子が急変するリスクを減らすことができます。

一人暮らしする飼い主さんにとって心配になるところですが、事前の対策をすることで猫ちゃんが安心して留守番をさせることに繋がります。

猫の留守番させたところ、予期せぬ行動をする事例

一人暮らしの飼い主さんが猫を留守番させていると起こることとして、

猫自身のストレスが影響し、家を荒らされてしまう事です。

飼い主さんの事例では、普段開けない引き出しを開けてしまい、洋服が散らばっていた。

普段はトイレが完璧にできていたのに、旅行から帰って来るとあちこち(飼い主さんの寝るベッドスペースや、カーペットの上など)に粗相をしてしまっていたり・・・。

いつもと違う愛猫の行動には、飼い主さんも不安になります。

大変なのが猫のトイレの始末です

猫砂にもよりますが、基本的に猫のトイレは放っておくと不衛生となり、排泄物がたまり過ぎるときれい好きな猫は決まった場所以外でもトイレをしてしまいます。

飼い主さん

「私が仕事の時間ぐらいなら大丈夫じゃないの?」

と思われるかも知れませんが、体調が悪い時や夏の暑い日などは、猫も人間同様におしっこに行く回数が増えます。

そんな時に、一人暮らしの飼い主さんが仕事を終えてから家に変えると、トイレはいっぱいで砂が辺り一面散らばっているということも。

疲れて帰って来たのに、トイレの処理で1日が終わってしまうのは、愛する猫のためだとしても、ちょっと辟易してしまいますよね。

トイレが汚れてしまい、不衛生な環境やストレスによりで問題が生じると、膀胱炎(おしっこが出ない)となります。

様々な病気に繋がりますし、猫にとっておしっこが出ないことは生死に関わる恐ろしいことなのです。

緊急を要する用事ができたらどうする?

予期せぬ事態は起こりうるものです。

飼い主さん

「私はいつも早めに家に帰る様にしてるから大丈夫」

と思っていても、対策をしていなければ残業が続きなかなか家に帰れない時や、身内に不幸があり今から出かけなければいけない時、飼い主さんはパニックになってしまいがちです。

飼い主さんが入院してしまった事例

一人暮らしで猫を飼う際、こちらも起こり得る事です。

腰を痛めてしまった一人暮らしの飼い主さんが、手術をするため入院する機会があり、東京に住んでいるとどうしても身近な人に猫のお世話をお願いできなかったケースも。

飼い猫を動物病院へ連れて行きたいが、仕事で都合がつかない

「最近、うちの子の様子が少しおかしいかも?」と思っていても、一人暮らしの飼い主さんは「いざという時仕事中だと病院に行けない」と考えてしまいますよね。

猫というとイメージ的に自由奔放で、1匹でも平気なように思えますが、それは野生であればという話です。

人間の世界で、ペットとして猫が飼われると、室内飼いとなればフードもトイレも遊びも、人間との生活を共にしなければいけません。

最近ではタイマー式の自動給餌機があるのでなんとかなりますが、それでもかつお節をかけなきゃ食べない猫や、自動給餌機が苦手な子の場合は人間が手間をかけなければフードをたべません。


そんな仕事で忙しい一人暮らしの飼い主さんがいない間、猫が留守番中に健康状態をチェックでき

緊急時は動物病院へも連れていけるキャットシッターの役割は頼もしいです。

そして、重要なのは愛猫のストレスを発散させてあげることです

実は恐い猫のストレス症状

飼い主に撫でられる猫

これからストレスが愛猫にどう影響されるのか、一般の家庭でも起こりうる症状とストレスを回避する方法をお伝えします。

【留守番中のストレスによって引き起こされる猫の症状 原因と対策】

 原因対応策
トイレ以外の場所で粗相する・不衛生である

・形状が猫の体の大きさに合わない

・トイレ中怖い思いをした(トラウマ)

・トイレの配置が安心できる環境ではない

・何らかの病気(尿路結石など)

・常に清潔なトイレ環境を整える

・毎日の掃除がベスト

体をかゆがる・ノミやダニが体に入る

・皮膚のトラブル(真菌による脱毛・アレルギーによる皮膚炎)

・症状が見つかり次第、一度動物病院へ診察へ行く
フードを食べない・環境が変わる(引っ越し、他の場所への移動)

・フードが変わる

・ウイルス・消化器・口腔内の異常

・以前と同じ物や環境を引き継ぐ努力をする

・フードを戻すor徐々に新しいフードへ変更する

・1日以上食べない場合は、動物病院へ診察を

などなど……

一人暮らしで飼い主さんがいない間に、猫が寂しさを感じることはあります。

1日、2日ならなんの悪影響もないかも知れませんが、飼い主さんが家に帰ってきても構わずに、昼間家から出ていくということを繰り返していると、上記のような病気を引き起こしてしまう場合があります。

人間からするとたかがストレスと思うかも知れませんが、猫にとってストレスの存在は、飼い主さんが思っている以上に大きいのです。

一人暮らしで猫を飼う飼い主さんがいない時にこそ、普段の環境でお世話を行い、猫のストレスを和らげることに貢献できるキャットシッターがおすすめです。

留守番中の問題を解決するキャットシッター

猫の横顔
そしてキャットシッターさんが1番活躍するのが、飼い主さんが急に家を開けなければならない時です。

一人暮らしで事前に猫を留守番させる際に、キャットシッターに相談し契約を結ぶことで、

「あ、来週から出張だった!」

「明日からの法事、どうしよう……」
という時にも、事前のキャットシッターとのコミュニケーションにより対応ができます。

人によっては「困った時に相談しておけば良い」と思われるかも知れませんが、事前に相談し、関係を作ることにより、飼い主さんが困った時にはすぐシッターが来てくれるというメリットがあります。

事前にシッターに相談していない事前にシッターに相談している
猫を留守番させる事情が発生事前打ち合わせが必須。

打ち合わせで猫が留守番中どのようなお世話をするのか確認

事前に打ち合わせ済み。

その子用の専用カルテを作成している

お世話内容が変わった際の対応も◎
(ノミ・ダニの薬を処方するタイミングなど)も飼い主さんとのやり取りで常に更新。
日時を伝え、当日にシッターをお願いできる。

長時、長期間留守番させる当日やむなく他の外部に預ける施設を探す(ペットホテルなど)

猫を移動するストレス・飼い主さんの送迎負担

飼い主さんは安心して外出できる

指定した日時にシッターが留守番している猫のお世話を行う

猫の留守番を終えて飼い主が帰宅すると・・愛猫を飼い主さんは外部施設からお迎えする

慣れない外部の環境で猫がストレスを感じてしまう場合もある

シッティング途中の様子も写真・動画で随時報告

自宅でのんびり過ごした猫と再会

このように事前にキャットシッターに相談し、自宅でのお世話内容を相談すれば、急に家を開けるときにも、ある程度は飼い主さんの好きなタイミングでシッターを呼べるので、猫を飼い始めた時には事前にキャットシッターに相談しておくメリットは大きいですよ。

シッターとのやり取りはLINE・電話・メールなどでペットシッターにすぐに連絡を取ることができます。

~プロが教えるキャットシッターを選ぶ大切な5つのチェックポイントはこちら~

プロが教えるキャットシッターを選ぶ大切な5つのチェックポイントプロが教える東京でキャットシッターを選ぶ大切な5つのチェックポイント

猫の性格に合わせて依頼しよう

こちらを観察する猫

一人暮らしで猫を飼う方にとって、キャットシッターをどこに、誰にお願いするかは一番の悩みどころですよね。

自宅のカギを渡さなければいけませんし、さらに飼い主さんの留守中に自宅に入ってもらわなければいけません。

そして何より、愛する猫のお世話を任せなければいけません。

本当に信頼できるシッターなのか、

きちんと契約や約束事を守って猫ちゃんのお世話をしてくれるのか、

はじめてキャットシッターを検討されている飼い主さんであれば不安だらけだと思います。

キャットシッターを選ぶポイントとしては、契約書面におかしな点がないか、事前打ち合わせは丁寧かどうかなどがありますが、忘れてはならないのが、「猫との相性」です。

人見知りなのか好奇心旺盛なのかなど、ネコちゃんの性格から、このシッターとはうまくやれそうかどうかを考える必要があります。

事前打ち合わせの際は、実際に猫と触れ合ってもらい、性格が合うかどうか判断しましょう。

猫が留守番中ストレスをかけない心がけ

体を掻く猫

実は東京にはたくさんのキャットシッター業者や個人のシッターがいます。

様々な経験をしているキャットシッターは猫との気質や相性を観察しています。

ネコちゃんと本当に相性の良いシッターを見つけることが、今後キャットシッターに預ける際にとても安心して預けることができベストです。

  • 猫ちゃんのタイプによって接し方を変えている
  • 人見知りの子と、好奇心旺盛で甘えん坊の子とでは、同じお世話をするにしてもその方法を変えています。

    ネコちゃんにとってシッターの存在自体がストレスならば、ストレスの原因となるものをすぐに取り除くことが大切だからです。

    飼い主さん以外の人間と触れ合ったことがない猫だと、飼い主さん以外の人間を知らないため、シッターに人見知りしてしまうことがあります。

    事前打ち合わせでシッターさんを見ていても、そばに飼い主さんがいることで安心できているだけで、実際にシッターだけだと拒否反応を起こしてしまうことも。

    シッターはプロなので、そういった場合はトイレ掃除やごはんの用意などをささっと済ませて、猫の負担にならない様早々にお部屋から出るといった配慮をします。

    反対に、甘える子は遊び相手がいないとストレスを感じてしまうことがあるので、お世話をしつつ猫がお気に入りのおもちゃなどでたくさん遊びます。

    飼い主さんがいなくなってさみしい状況を楽しくします。

  • 普段と変わりないお世話をする
  • ペットシッターに預ける前に、必ず事前打ち合わせを行います。

    自宅にシッターを招いて、実際に触れ合ってもらい、また飼い主さんから見た猫ちゃんの性格や普段の生活パターン、注意点などを伝えます。

    この時、シッターはより飼い主さんが普段行っているお世話や遊びに近いシッター業務ができるように、飼い主さんに普段の様子をたくさん質問してくれるはずです。

    飼い主さんから聞いたことを、実際のお世話で再現するのもプロのシッターのテクニックです。

    より普段のお世話や遊びに近づけることで、猫も多少は普段通りの生活ができ、おおらかな子であればいつの間にかくつろぐ様子が見られるようになるでしょう。

  • 様々な飼い主さんの要望に応えます
  • ペットシッターは、飼い主さんからお願いされたネコちゃんの身の回りのお世話やお散歩をするだけだと思ってはいませんか?

    お世話を行いながら、排泄物やごはんの残量などから健康状態もチェックします。

    そして愛猫のお世話以外に心配な家を開ける際の防犯対策にもなります。

    家を空けていて愛猫の状態がわからない飼い主さんにとっては、とてもありがたいことですよね。

    ほかにも、ストレス発散になるよう遊び相手にもなってくれますし、愛猫の留守番中の様子をカメラで撮影し、飼い主さんを安心させることも行います。

    また、お願いが可能であれば、郵便物の受け取りやお花の水やりといった日常生活のちょっとした頼みごとを頼むことができる場合もあり、飼い主さんの留守中に家のお世話までしてくれることもあるのです。
    さらに、ペットのお世話を頼む以外にも、しつけや食事などの生活面の相談に乗ってくれることもあります。

    ペットシッターはペットのプロですから、しつけや生活などで不安や悩み事があった場合はペットシッターに相談してみることをおすすめします。

シッターからのアドバイスで室内環境の見直しも

だらけた猫
飼い主さんではなく、キャットシッターという第三者の目で見てもらうことは、猫の本性を知るうえでとても役立ちます。

部屋の環境を客観的に見てもらうことで、より猫にとって暮らしやすい部屋の環境づくりの為のアドバイスも行えます。

飼い主さんと飼い猫の信頼関係が強ければ強いほど、本来の性格や行動傾向が分かりづらくなるものです。

とても可愛い大切な愛猫ですから、NG行動があったとしても、無意識のうちに黙認していたり気づいていないということがあるかもしれません。

飼い主さんがいない間の様子や行動をキャットシッターさんから報告してもらうことで、「うちの子、実はこんな面があったんだ」「こんなことしているなんて知らなかった」といった、うちの子の本性ともいえる意外な一面を知ることができるでしょう。

もし、「この行動や今後問題かも……」

「そういえばこの行為はよくないな……」

と気づくことがあれば、しつけの見直しとして活用することで、より良いしつけと今後の快適な暮らしにつながるはずです。

留守番中キャットシッターをお願いする際の準備

自宅なら猫も安心
キャットシッターは、一人暮らしの飼い主さんの代わりに猫のお世話をしてくれます。

ですから、飼い主さんが普段から使っているものをキャットシッターも自宅訪問の時に使用することになります。

飼い主さんがいない数日の間にエサや掃除用品などがなくなってしまう

キャットシッターが猫のお世話を十分にすることができなくなってしまいますから、日常で使用するものは事前確認をしてしっかりと準備しておくことが大切です。

例えば……

  1. 猫のごはん
  2. 普段とはちがうごはんだと食べない猫もいますから、食生活をしっかりと管理するためにも、普段あげているごはんをしっかりとストックしておきましょう。

    また、おやつに関しても同じです。ごはんもおやつも、外出日数よりも少し多めに用意しましょう。

  3. 猫のトイレ
  4. トイレシートや砂など、トイレ用品は外出日数+アルファの量を用意しておきましょう。

    ごはんもですが、特にトイレ用品は他のものを汚してしまわないようにも、多めに準備しておくことをおすすめします。

  5. 掃除用具
  6. 普段使用している掃除用具はきちんとそろえておきましょう。

    また、ウェットティッシュなどちょっとした際に使えるものも用意しておくと良いですね。さらに、トイレ掃除などで出たごみを入れるビニール袋も必要です。

  7. 遊び道具やグルーミンググッズ
  8. 普段から使っている、猫が大好きなおもちゃを用意しておくことで、猫も楽しく遊ぶことができます。

    また、グルーミングも猫ちゃんにとって大切なことですから、普段から使用しているグルーミンググッズもそろえておきましょう。

  9. 動物病院の診察券、ワクチン証明書
  10. キャットシッターによっては、ワクチンを接種しているか確認するために証明書の提出を求めるところがあります。

    猫の健康状態をキャットシッターに伝えることはとても大切ですから、これまでの病歴やケガなどがわかるものも一緒に用意しておくと良いですね。

    また、何かあった時のためにかかりつけの動物病院の診察券も用意しておきましょう。

打ち合わせで事前に伝えるべきこと
キャットシッターをお願いする上での準備が整ったら、事前の打ち合わせで伝えておきたいことを整理しましょう。

事前打ち合わせで猫ことを不足なく伝えるためにも、前もって事前確認し、伝えておきたいことをリストアップしておくと良いですよ。

  • ごはんの回数と量、タイミング
  • 普段のご飯は何回にわけて与えているのか、1回どのくらいの量をあげているのか、どのタイミングで与えているのかなどを伝えることで、食べすぎや少食などを防ぐことができますし、何より猫の生活リズムを安定させることができます。

    普段目分量という方でも、「お皿のこの部分まで入れる」や実際にグラムを量ってみると良いでしょう。

  • おやつ事情
  • ごはんとは別に、おやつを与えるタイミングなどがあれば伝えておきましょう。

    例えば、飼い主さんがいなくなってストレスを感じてしまった猫ちゃんだと、ごはんをあまり食べないかもしれません。

    そういった際に与えるおやつがあれば、きちんとシッターさんにお願いしましょう。

  • トイレ事情
  • 普段のトイレの回数や1日の中でのタイミングを伝えておくことで、猫の健康状態のチェックをしてもらうことができます。

    大体でも良いので、猫のトイレ事情はしっかりと伝えておきましょう。

  • 自宅のカギや出入りについて
  • プロといえでも他者を自宅に入れることになるので、自宅のカギの取り扱いや自宅内の入室禁止スペースがある場合はそのことも打ち合わせで伝えましょう。

    特にカギは合鍵を渡すのか、暗証番号が必要な場合はその時だけ変更するのかなども決めておきましょう。

  • 空調設備の操作方法
  • 夏場や冬場など、部屋の温度を調節しなければならない時もありますよね。その際に、エアコンやヒーターなどの操作方法がわからなければ対処のしようがありません。

    キャットシッターに空調設備の操作方法とどのくらいの気温設定にすればよいかはきっちり伝えましょう。

一人暮らしで猫を飼うならキャットシッターがおすすめ

キャットタワーと猫
猫は先述した通り、個体差が大きく、きめ細かなケアが必要な猫もいます。

子猫や高齢の猫ちゃんなど、飼い主さんが不在時に困ってしまう状況を、飼い主さんに代わってお世話が出来るのは、飼い主さんと猫との関係、環境を知る猫のシッターしかいません。

急な出張の時だけでなく、アナタがいない時の猫のケアをお願いするためにも、まずはキャットシッターに相談をしてみてはいかがでしょうか?