世界のペット預かりサービス事情・ペットシッターはもはや常識?

海外のドッグウォーカー

世界のペットシッター事情とは?

ペットを飼っている人にとって、自分が海外旅行に出かけたり、お正月やお盆に実家に帰ったり、家をあけるときに大切な愛犬、愛猫、小動物をどうするか?というのは世界共通の悩みです。

2日以上家をあけるときなどは特に、エサやりやトイレ・ペットシーツの取り替えなどをして上げる必要があるため、ペットをそのままお家に置いておくというわけにもいきません。そんなときに選択肢としてあげられるのが、ペットシッターによるペット預かりサービスです。

日本では、こうした旅行時のペットをどうするか?という問題対する解決策は、多くの場合ペットホテルとペットシッターの2つに限られます。

ペットホテルは、料金が比較的安価である一方、慣れないゲージの中に長時間大切なペットを居させなければならず、また他の動物がたくさんいる環境にペットを置かなければならないなど、ペットのストレスを考えると、心配になってしまう側面があるということは否めません。

一方、ペットシッターは、普段過ごしているおうちに、シッターが決められた時間に訪問し、エサやりやトイレシーツの取り替え、投薬など必要なお世話をしてくれるサービスとなっています。

ペットホテルに比べ、普段過ごしているおうちでペットは変わらず過ごすことができるため、ペットのストレスは少ないと言われています。

ただし、シッターが家にきてくれるのは基本的に決められた時間が一般的となるので、それ以外の時間は家に1人でお留守番をしていなければならず、そのお留守番中に怪我や体調悪化などのトラブルが発生しないかどうか、どうしても心配が残ります。

ペットシッターとペットホテルの比較についてはこちら

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

アメリカではペットシッターを繋ぐ「DogVacay」が人気

公園にいる柴犬
そんな中、アメリカでは、旅行などの遠出で家をあけるため、愛犬、愛猫、小動物を預けたい人と、自宅でペットを預かりたい人を繋げるマーケットプレイスが人気を集めています。お散歩代行の事を「ドッグウォーカー」とも呼びます

このペット預かりサービスは、「Dog Vacay」という名前のサービスで、ペットを預けたい飼い主が、自分の住んでいる場所など、預けたい地域と預けたい期間を指定し、ペットシッターを検索することができます。

そうすると、条件に該当するペットシッターが一覧で表示され、そこからペットを預けたい相手を選ぶことができます。

さらに、ペットシッターの一覧画面からは、ペットを預けるために必要な料金や、ペットを相手の家に預けるのか、自宅にお世話にきてもらうのか、預ける相手の家に他のペットがいるのか、ペットシッターが動物に関する資格やスキルを持っているのかといった条件で、さらに候補を絞り込むことができます。

大切なペットを預ける側としては、ペットシッターがどんな人なのか、どんなペットを飼ったことがあるのかといった、その人についても詳しく知りたいですよね

そんな詳細な情報も、Dog Vacayでは提供されており、ペットシッターを選択すれば、そのペットシッターに関する詳細情報やお家の写真、ペットを飼ったことのある年数、ペットを1日預かるのにかかる料金などを確認することができます。

こうしたペットシッターに関する細やかな情報を提供することで、ペットを預ける側の不安を解消し、安心して愛する家族を預けられるような仕組みづくりを行っているのです。

保証も充実 安心してペットを預けることができる

春の散歩を楽しむ犬
さらに、海外のペット預かりサービスであるDog Vacayでは、万が一の場合に備え、「New Premium Insurance for Host」という名前の保険を提供しています。

これは、愛犬、愛猫、小動物を預かるシッターが全員加入することができるもので、万が一預かったペットが家具や家のものを傷つけたり、壊してしまった時、家の人や他の人を怪我させてしまった時、あるいは預かったペットが病気や怪我をしてしまい、動物病院にかからなければならなくなった際に、それらの費用についての保証がされるというものになっています。

こうした保証が用意されていることで、ペットを預かる側も安心してペットのお世話をすることができ、預ける側も安心してペットを預けることができます。

このDog Vacayの利用料金は、1泊15ドル〜となっており、この料金はペットを預かるペットシッター自身で設定をすることができます。

ペットシッターによっては、ペットの散歩や入浴、その他ペットへのお手入れなどを追加料金を支払うことで、行ってくれるサービスも提供しています。

まとめ/世界のペットシッター事情

公園で遊ぶ愛犬
いかがでしたでしょうか。日本ではまだあまり見られない世界のペット預かりサービス事情をご紹介させていただきました。

日本では、まだそこまで普及はしていないものの、世界的にはこうしたシェアリングエコノミーと呼ばれる、様々な場所や時間、道具を共有して楽しむためのペット預かりサービスもどんどん広がってきています。

日本でもDogVacayの類似サービスが少しずつ広がりを見せており、わんちゃんやねこちゃんを飼っていても、いつでも安心してペットシッターに預けることができるようになることが期待されています。