一人暮らしの飼い主さんも喜ぶ、留守番中の子犬の社会勉強にも
一人暮らしをされている飼い主さんが子犬を長時間留守番させることになった時、ペットシッターを頼んでみたいと思っても、初めてのときは預けることに不安を抱くと思います。
中でも、
飼い主さん
こんなとき、一人暮らし飼い主が案じているのは、おそらく子犬のことだけではありません。
預けている間に子犬の体調が崩れてしまったらどうしよう、
ペットシッターに噛みついてケガをさせてしまったらどうしよう、という心配も含まれているのではないでしょうか。
これは、きちんとした飼い主であれば、誰しもが考えることなのかもしれません。
では実際のところ、一人暮らしで留守番をする子犬にペットシッターを頼んでも、大丈夫なのでしょうか?
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
子犬にこそ、ペットシッター利用はメリットが大きい
当たり前のことですが、一人暮らしで留守番をする子犬は知らない人と接する事がほとんどありません。
そのような環境にいる子犬が今後外で他の人と接するさいに、知らない場所で、知らない人と関わることになります。
これは、私たち人間が考える以上に、大きなストレスがかかることなのかもしれません。
共に暮らしながら子犬の様子を見守る飼い主さんにとっても、その姿をイメージすると不安な気持ちになりますよね。
一人暮らしで留守番をする期間が長く、家族以外の外の世界を知る経験を適度に積んでいかないと、子犬自身が他の人に触ってもらうことが苦手になってしまう場合も起こりえます。
そう考えると、一人暮らしで留守番をする子犬にこそ、ペットシッターが自宅を訪れてお世話をすることは、メリットが大きいのではないでしょうか。
特に初めて会う際の挨拶は非常に大切。
ペットシッターを依頼する際は、まずは事前に子犬との顔合わせを自宅で行います。
「知らない人」から、「前に会ったことがある人」「家に来たことがある人」「おやつをくれた人」というように事前に距離を縮めておくことをします。
人間同士は事前に顔を合わせ、お世話の手順に関するやり取りを行っていても、子犬にとっては初対面というままでは、留守中のペットシッターの訪問に不安を感じてしまうからです。
何より打ち合わせ時はむやみに近寄らないこともそうですが、飼い主さんと打ち合わせから楽しそうに話をしているシッターの姿を見ることで、子犬は安心するのです。
事前の打ち合わせで留守番の不安を解消
きちんとしたペットシッターは、事前にしっかりと飼い主と打ち合わせをします。
さらには、子犬とも直接会うことで、どのようなお世話ができるのかを確認することになるでしょう。お世話をする当日にいきなりやってきて「懐いてくれないからお世話はできません」などと放棄することはないのです。
ここで大切な事は、顔合わせは必ず「自宅」で行います。玄関先だけではなく、実際にお世話を代行する際に出入りするスペースがよいでしょう。
その理由は、屋外や玄関先だけでの顔合わせの場合、子犬もペットシッターになんら特別な意識をせず、単なる来訪者としてしか認識しないからです。
あくまでも自身のテリトリーに入る事のない、一時的な来訪者です。
当日に子犬を預ける際シッターが子犬のテリトリーに入ると、食事の器や自身のベッドに触れることにびっくりしてしまいます。
その上飼い主さんが不在ともなれば、警戒心から大声で吠えてしまったり、食事を拒んでしまうことにもなりかねません。
焦らず、無理強いをせずに子犬との距離を縮め、食事の器やベッドなどに触れ、リードの着脱の練習も行います。
飼い主と一緒の場所で子犬との相性をチェックし、必要に応じて距離を取る――。それにより、どのようにアプローチをすることがその子犬にとってストレスが少ない状態でお世話ができるのかを、考えていくわけですね。
その結果、どうしてもお散歩に連れ出すのが難しそうだと判断した場合は、子犬を刺激しない範囲でのみお世話をする、という方法をとることもあります。
食事の用意、飲み水の補給、トイレ掃除など、散歩以外にも子犬が快適に過ごすために必要な世話は、いろいろとあるのです。
たとえ散歩には連れ出せなくても、食事と衛生面の管理ができていれば、慣れない環境より快適に過ごさせてあげられるのではないでしょうか。
まずは子犬が落ち着いて過ごせる、ゲージ内に隠れ家を
もちろん人間同様に子犬、猫にもそれぞれ生まれ持っての性格があり、パピーの時期は怖いもの知らずの子もいれば、臆病な子もいます。
例え相手がペットの扱いに慣れたプロといえ、そう簡単に一人暮らしの飼い主さんが外出中、留守番をしている子犬がすぐスタッフと打ち解けるものではありません。
飼い主さんが子犬を預ける際は、「隠れ家」を用意しておいてあげると、子犬にとってストレスを軽減できます。
ペットシッターが訪問した際に、サークルやケージなど愛子犬が一時的に避難できる場所を用意してあげます。
この時、一時的な避難場所ということであれば、サークルやケージのサイズは愛子犬がスムーズに出入りできる程度のコンパクトなサイズで十分です。
ペットシッターも子犬を一時的にサークルやケージに入れ、その間に食事の用意を済ませたり、清掃をしたり、カーテンの開け閉めを済ませる事ができるので臆病な子犬にとってもよいですよ。
ペットシッターは子犬の扱いに慣れている
飼い主さんの不安な気持ちは子犬も察知しますので、ペットシッターとの打ち合わせ時の対応次第では「ウチの子犬は一人暮らしで留守番をするとをするから..」と飼い主が気をもんだとは思えないぐらい、シッターに懐いて快適に過ごす子犬も珍しくありません。
それは子犬が大好きな人とそうでない人を実に見事に見分けることができることもありますし、家庭での子犬の扱いに慣れているからではないでしょうか。
そもそもペットシッターとは、ほとんどの場合がよく知らない子犬の世話をする仕事。これは、よほどの子犬好きでなければ勤まらない仕事であると言っても過言ではありません。
だからこそ、どうやったら子犬が喜んでくれるのか、どうやったら子犬に信頼してもらえるのか――。
今までに体験してきたことを総動員して、お世話にあたってくれるのです。
~ペットシッターを初めて利用される方はこちら~
ペットシッターと飼い主の信頼関係が大切
ペットシッターを上手に利用するコツは、なんといっても信頼関係の一言に尽きるのではないでしょうか。
これは、子犬とペットシッターだけの話しではありません。飼い主とペットシッターの信頼関係こそが実はとても重要なのです。
そのためにも、事前にしっかりと話しをする中で、疑問や不安に思うことはすべてペットシッターに相談してみましょう。
「この人なら、ウチの子を預けても大丈夫」と思えるペットシッターなら、必ずや子犬に快適な時間を提供してくれるはずです。