一度預ければ安心の、大型犬との旅行に行けない場合の選択肢とは?
日本全国、どこへでも愛犬を一緒に連れていきたい――!
と思ってはいても、時には連れていけないこともありますよね。
温泉などへの宿泊先がペット不可だったり、公共交通機関にペットを乗せられなかったり……。
もしかしたら、旅行の同行者が犬連れを嫌がる、というケースだってあるかもしれません。
しかし、それでもまだ小型犬ぐらいの体格だったら、なんとかなることもあります。
小型犬のみ宿泊可という旅館やホテルはそれなりにありますし、電車や地下鉄も規定サイズのケージに入れてあれば10kgまではOK、という路線が多いでしょうか。
稀に30kgまでOKという交通機関もあるにはありますが、数としては確実に少数派です。
大型犬の飼い主さんにしてみたら「なんでだよ~!同じ犬じゃないか~!」
と恨めしく思われるかもしれませんが、大型犬は様々な制約から旅行に連れていけないことがけっこうあるんです。
大型犬を旅行に連れていけない!そんなときはどうすればいい!?
大型犬を旅行に連れていくことがどうしても難しいとしたら、これはもう置いていくよりほかに選択肢はありませんよね。
では、自分が不在になる期間の世話については、どのような方法をとることが一番愛犬のためになるのでしょうか。
1.同居もしくは別居の家族に世話を頼む
大型犬の世話に慣れている家族が面倒をみてくれるなら、なにも心配はいりませんよね。
とは言え、大型犬を散歩させるとなると、お年寄りや力の弱い女性、子どもだけというシチュエーションはかなり心もとないと言わざるをえません。
散歩の最中にリードで引きずられてしまった挙句、転んで怪我をしてしまうかもしれませんし、状況によっては事故の危険性も。
安全第一を考えたら、大型犬の散歩はいざというときに力で制御できる男性、もしくは大型犬の散歩に慣れている女性に任せるべきなんです。
2.友人・知人に預ける
飼っている大型犬とも普段からかなり親しく交流があり、なおかつ友人や知人が大型犬の扱いに慣れている場合はいいかもしれません。
しかし、万が一何か事故が起きてしまった場合は、知り合いなだけにいろいろとややこしいことになることも。
まあまあ親しいぐらいの間柄だとしたら、大型犬を預けるのはやめておいたほうがよさそうです。
3.ペットホテルに預ける
愛犬が社交的な性格の場合は、ペットホテルに預けるというのは良い方法の一つです。
しかし、行楽シーズンなどは予約が取れないこともありますので、時期によっては早めの予約が必須です。
また、毎日の散歩や運動の有無、オプションで散歩時間を延長したり回数を増やすことができるかなど、犬の性格と必要としている運動強度にマッチしたサービスを提供していもらえるペットホテルを選ぶことが重要です。
4.ペットシッターに世話を依頼する
旅行中自宅で愛犬の世話をしてもらうペットシッターというサービスは、日本においてはまだまだ馴染みがあるとは言えません。
ペットシッターのいいところは、散歩の時間や歩かせるルートを含め、愛犬が必要としている運動を飼い主さんがいるときと同じように再現できることです。
また、犬にとっては自分の陣地である我が家で過ごすことができるため、飼い主さんがいない寂しさがあったとしても、精神的にはかなり落ち着いて過ごせるはずです。
シッターとの関係次第では飼い主さんの代わりにドッグランなどへ連れていけることも。
しかし、旅行中ペットシッターという他人に部屋の中に入って愛犬の世話をしてもらう以上、きちんと信頼のおけるペットシッターを見つけられるかどうかが重要なポイントとなるのではないでしょうか。
大型犬にとって必要な運動量を確保できるのかが一つのカギ
飼い主さんが旅行に行っているあいだ、大型犬の世話をどうするかについて考えるうえで、一つ大きなカギとなる部分――。
それは、必要としている運動量をしっかりと確保できるかどうかではないでしょうか。
飼い主さんの不在は、大型犬に限らずですが、犬にとってはかなりの精神的ストレスを生んでしまう状況です。
そんな中で運動量までが充分でなかったとしたら、ストレスを発散をすることが難しくなってしまうのは想像に難くありませんよね。
もしも旅行などで留守番中イライラや不安が募った愛犬が問題行動を起こすような状況になってしまったら、体格が大きくて力の強い大型犬の場合は、シャレでは済まない事態になるかもしれません。
そういった万が一の事態を避けるためにも、旅行中飼い主さんが不在だからこそ、大型犬には満足できるだけの充分な運動を伴った散歩や、知的欲求を満たしてあげられるような遊びが必要なのです。
旅行中の大型犬の世話をどうするかについては、飼い主さんそれぞれの事情に合わせて選択することになるとは思いますが、この点は絶対に度外視してはいけないポイントではないでしょうか。
旅行へ向け大型犬の飼い主さんは、先手先手で考えておく必要あり
前項にあげた4つ以外といえば、あとはもう旅行を断念するぐらいしかないのかもしれません。
そんな選択をしないためにも、大型犬の飼い主さんは旅行などのように家を不在にしなければいけないときの対処法を、あらかじめ考えておくべきではないでしょうか。