中野区犬の散歩代行事情 ペットシッターに聞くおすすめの公園は?

木の棒で遊ぶ犬

中野区は犬にとって由緒ある町なんです

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都心へのアクセスのよさから、「住みたい街」ランキングで常に上位にランクインしている中野区。

都心に近いエリアながら、緑が豊かで広い公園も多いので、「犬と住みたい街」としても人気なんです。

ペットホームウェブ編集部の「犬と住みたい街ランキング!」でも、4位に位置しています。そんな東京都中野区のお散歩事情について、ペットシッターの視点からお伝えします。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

中野区でおすすめのお散歩コースは?

公園での愛犬の後ろ姿

実を言うと、中野区では一部をのぞき、区立公園への犬の同行入園を認めていません。

中野区によると、「これは、一部の飼い主が犬を放し飼いにしたり、糞尿の後始末をしないなど、園内において、飼い主としてのマナーを遵守せず、ルール違反を繰り返している実態」がみられるためだそう。

公共の場ですから、いくらかわいい愛犬を思いっきり遊ばせたいとしても、飼い主側のモラルも必要ですね。

中野区は歴史的に、愛犬ととても深い関係があるんです。中野4丁目あたりの旧町名「囲町」は、江戸時代の5代将軍綱吉が設けた幕府の野犬保護施設「犬屋敷」があったエリアだとされています。

綱吉は「生類憐(しょうるいあわれみ)の令」によって殺生(せっしょう)を禁じ、特に犬の保護策を強行して、中野区に広大な犬の保護施設を作らせました。

敷地はいまの中野区役所を中心にJR中央線をはさんで約100ヘクタールにもわたり、保護施設は5つももうけられていました。

犬屋敷が15年間存在していたうち、最盛期には8万数先頭もの愛犬が保護されていたそうです。

中野坂上近く、宝仙寺裏手と宝仙学園の間にあり、坂上と坂下で急角度に曲がるクランク状の坂は、「犬坂」と呼ばれています。

犬にゆかりのふかい中野区らしいネーミングですね。

中野坂上から、この犬坂を経由して旧桃園川跡の緑道へと向かう散策コースなら、花壇に植えられた四季折々の植物を愛でながら、思いっきりお散歩ができます。

中野区の歴史に思いをはせながら、愛犬と楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、中野駅近くの瀬戸内牡蠣と鎌倉野菜が味わえるフレンチビストロ「ターブルドペール (Table des pe’res)」はテラス席があり、ペットの同伴が可能です。

お散歩の帰りに、愛犬とおいしいお食事を楽しんでみてくださいね。

散歩コース中にペットと遊べるおすすめの公園

公園でカメラ目線のダックス

上でも紹介したように、中野区では愛犬連れで訪れることができる場所は限られています。

●平和の森公園

沼袋駅から徒歩3分程度のところにあります。こちらには、犬専用の広場が用意されています。

園内では犬の立ち入りがほとんど禁止されている中野区では、とても貴重なドッグランがあるのでペットシッターからもおすすめできます。

愛犬も広場内であれば、思いっきり走り回ることができますね。休日のお昼過ぎには愛犬を連れた人がたくさん集まりますので、愛犬家同士のコミュニケーションもさかんです。

●四季の森公園


続いて、2012年に開園したばかりの四季の森公園です。中野セントラルパークの中心に位置します。

ドッグランはありませんが、犬の散歩はOKです。ただし、広い芝生広場は犬の立ち入りは不可です。

中野駅にも近く、東京警察病院、中野サンプラザ、中野区役所と、主要な施設のそばにあるので、区民以外も利用しやすいでしょう。

隣接してお洒落な飲食店が数件あるのもこの施設の魅力です。

英国風パブや焼きたてパンを出すカフェなど、早朝のお散歩でも立ち寄れる店もあり、テラス席で愛犬とともにお茶を飲んだり、焼きたてパンの朝食を楽しむこともできます。

園内にテーブルやベンチが多数あり、デッキのオープンスペースも開放的なので、お弁当を持ってきて、愛犬とピクニックを楽しんでもいいかもしれませんね。
●江古田の森公園

都営大江戸線の江古田駅近くの江古田の森公園も、愛犬の立ち入りが許可されています。

園内の一部でのみ、リードつきで犬も入ることができます。

1912年、日本からアメリカに贈った桜の返礼として届けられたアメリカハナミズキが園内に植えられています。ハナミズキのほか、四季折々の植物が植えられた園内で、マイナスイオンをあびて愛犬とゆっくりお散歩してみてください。

公園でおすすめのペットとの遊び方と注意点

カメラ目線のダックス

何度も繰り返しになりますが、中野区では犬の立ち入りが制限されている場所が多いので、他の利用者の迷惑にならないよう、禁止されている場所では犬を遊ばせたり、散歩させたりしてはいけません。

愛犬連れで遊びに行きたい場合は、上記で紹介した3つのいずれかにしましょう。

また、平和の森公園のドッグラン以外は、リードつきでのみ愛犬の利用が認められています。

いくら思いっきり遊ばせたいと言っても、ルールを守るようにしましょう。飼い主がモラルをもってルールを尊重することは、大切な愛犬を守ることにもつながります。