何歳からが老猫なの?フードや環境作りに配慮し猫の高齢期を穏やかにしよう

老猫になっても、元気でいて欲しい

子猫の頃に家族として迎えたとしてもいつかは「老猫」と言われる時期がやってきます。

「シニア猫」とも言われます。何歳になっても大事な家族ですし、愛猫としての可愛さは変わりません。病気とは無縁で健康的で長生きして欲しいものですよね。

そこで、老猫の健康管理は飼い主さんの重要なお仕事です。愛猫との幸せな暮らしのために、猫のシニア期について知っておきたいことをまとめてみました。

老猫って何歳から?老化のサインはどんな感じ?

外を見つめる老猫
完全室内飼いの猫も増えてきた近年、猫の平均寿命もだいぶ延びてきました。今では15歳前後が一般的な猫の寿命で、なかには20歳近くまで生きる猫ちゃんもいます。

だとすると「老猫」って何歳からなのでしょうか?

猫それぞれの個体差がありますが、7歳くらいからがシニア期と言われています。人間の年齢に換算すると約45歳くらいです。

しかし、人間の45歳くらいはまだまだ若いですよね。猫の7歳も実際にはまだまだ健康的で老猫とは呼び難い状態のことがほとんどです。ただ、この頃からだんだんと老化が始まると考えてもいいでしょう。

そして猫が11歳になると人間に換算した約62歳となります。おそらく、この頃には見た目や動きで「老猫」感が強まっているかもしれません。

見た目では、「被毛にツヤが失われパサつく」「白髪が見られる」「口臭が強い」「目ヤニが増えてくる」などの変化が見られ始めます。

また、全体的に動きが鈍くなってきます。キャットタワーなど高低差を利用した遊びに興味を示さない、あまり動かなくなったなどです。

病気のサインにも通じるものがあるので、見逃さないように日々チェックしておきましょう。

長生きは食事から!老猫の食事管理について

食事する猫
猫の平均寿命が延びてきた要因のひとつに、ペットフードが進化していることがあります。猫の長生きのために老猫の食事管理で注意したい点がいくつかあります。

◎キャットフードは「シニア用」を食べさせる
猫の年齢によって運動量や体の代謝も変化してきます。そのため、摂取カロリーは若い猫より抑えることが必要になります。

年齢によって必要としている栄養素が違うので、老猫になったら高たんぱくで低カロリーのシニア用のキャットフードを与えるようにしましょう。

シニア用は、衰えがちな消化器もサポートしてくれます。個体差があるものの、7歳を過ぎたころから食事も少しずつ見直していくといいでしょう。

シニア用に変えるときには、前のものに新しいものを少しずつ混ぜ、1週間くらいかけて切り替えをしていくようにしてみてくださいね。

◎食事の与え方も工夫する
老猫になると口内の衰えが出始めてきます。歯が弱くなったり、抜けてきたりと口腔内が病気になっていることもあります。

そのため固い食事が苦手になる猫ちゃんも多いでしょう。粒が大きいものは細かく砕いてあげる、固いフードは水分を含ませ柔らかくするなど、食べやすさを工夫してみるといいですね。

また、一度に食べることができる量も減ってくるので、少なめの量で1日3回あるいは4回に分けて与えてみましょう。

◎新鮮な水を常に用意する
猫が生きていくためには水が必要です。夏には水分不足で脱水症状を起こしてしまうこともあります。水分不足には注意してくださいね。

容器に水を入れているご家庭も多いかと思いますが、時間が経つと空中のホコリが浮いてきます。

それに、食事をした後に猫が水を飲むと、餌の成分が混じるため、雑菌が繁殖した水になってしまいます。雑菌の入った水を飲むと、胃腸が弱くなった老猫はお腹をこわしてしまうこともあります。

特に暑い夏場には、雑菌の繁殖スピードも早まります。部屋の何ヵ所かに水飲み場を用意し、新鮮な水に取り替えてあげましょう。

快適に過ごさせるための環境作りとは

心地よさそうに目を瞑る猫
猫の老化が始まってくると見た目だけでなく、運動能力にも変化が表れます。若いときには何でもなかった室内が、危険な場所と化してしまうので注意が必要です。老猫ならではの室内環境作りが愛猫の健康管理に繋がります。

◎猫の安眠スペースを整える
老猫になると、睡眠時間が増えてきます。年齢によるものなので、ゆっくり寝てもらいましょう。

多頭飼いなどで賑やかな場合、老猫が静かに眠れる環境を別に用意するのもいいですね。

また、室温を整えることも大切です。夏は冷房や通気などで涼しげな環境作りをして、熱中症を防いでください。

ペット用のひんやりマットなど、クール対策グッズも活用しましょう。冬は暖かいベッドを用意してあげて、寒暖の差による体調の変化を避ける環境が大事になります。

◎危険な場所を取り除く
高い場所が好きだった猫も、年齢とともに控えてくることがあるでしょう。

ただ、猫が自分で気づかずに高さのあるものに登ってしまいケガに繋がることもあります。

キャットタワーを撤去したり、高いところに登れなくしたりなど、骨折や脱臼のリスクを減らしてあげましょう。

また、老猫だけでなく若い猫にも言えることですが、家のなかの滑りやすいフローリングが足腰を傷める原因になることもあります。

滑りにくい素材のフローリング、じゅうたんやマットを敷くなど工夫をすることも考えてみてはいかがでしょうか。

◎一緒に遊ぶ習慣を作る
基本的に老猫になると寝ることが多く運動不足になりがち。運動不足解消に一緒に遊んであげるようにしましょう。

愛猫とのコミュニケーションは、ストレス解消にもなります。1日10~15分程度でもいいので、毎日の習慣にしてあげてくださいね。