東京に住む犬が本来の姿で社会に適応するにはしつけよりも散歩?
飼い主さん
なんか最近、うちの子がストレスを抱えているから問題行動が増えているのかな?
なんて悩みを抱え、愛犬のしつけ方を模索する飼い主さんも少なくないと思います。
そんな東京都に住む飼い主さんのにとってしつけに代わる心強い選択肢の一つが「散歩代行」。もちろん、飼い主さん自身がお散歩に連れて行ってあげるのが一番ですが、普段の運動不足の子には散歩代行がおすすめです。
散歩代行には、しつけ教室、訓練所などで行うトレーニングでは得られないメリットがたくさんあるんですよ。忙しくて愛犬の散歩があまりできていないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
東京都に住む犬たちがしつけを検討する前に散歩代行を選ぶメリット
継続的な利用により他の人が怖くなくなる
日本で飼われている室内犬のほとんどは、1日の大部分の時間を家の中で過ごします。そうすると、家族以外の人に会わないという日も多くなります。
人に慣れていない子にとって、知らない人は未知の存在になります。人口密度が高い東京では、ふとしたきっかけで犬は何か危険なことをされるかもしれないと、怖がったり攻撃したりしてしまうことでしつけを検討される飼い主さんがほとんどです。
そのため、知らない人に慣れていない犬では、ペットホテルや動物病院、犬の保育園など知らない人がたくさんいるところに行くと、さまざまなトラブルを起こしてしまい、しつけが必要になることがあります。
ペットホテルで怖がって全く何も食べなくなってしまったり、動物病院へ行くたびにストレスで下痢やおう吐をしてしまう子もいます。中には、恐怖心から攻撃性が出てしまい、人を噛んでしまいしつけが必要になる子もいます。
普段お散歩でたくさんの人を見てきた犬は、他の人がいても何も害がないということを経験できれば、「人は自分の敵ではない」ということを自然なしつけとして理解していきます。
また、お散歩中に可愛がってくれる人がいれば、家族以外の人にもフレンドリーになってきます。
散歩は家族以外の人と会い、触れ合う絶好の機会となり、対処法としてのしつけが必要ではなくなります。
大型犬の散歩を安全に行う為の対策5つ|ペットシッターのアドバイス他の犬との社会化ができる
犬は本来、群れをつくって生活する「社会的動物」です。人との触れ合いだけでなく、散歩は犬同士の社会化のためにも重要になります。
散歩に慣れていない犬では、散歩中に他の犬を見ると「ワンワン」吠えて威嚇をしたり、怖がって隠れてしまう子もいます。
これらは知らないものに対する警戒心からくる行動ですが、ひどい場合は喧嘩などしつけが必要な状況に発展してしまいます。
こういった行動が繰り返されると、飼い主さんも散歩に行きたくなくなり、さらに犬に会う機会が減ってしまいます。
他の犬に会うのに慣れている犬同士は、鼻先であいさつをしたり、お尻のにおいをかぎあって相手を確認するなど、社会性行動を取ることができます。
そういう犬であれば、仲の良い犬友達ができたり、ドッグランで遊ぶことも可能になります。犬の社会化にとって意味のある散歩はトレーナーが行うしつけに代わる非常に重要な手段の一つです。
色々な刺激に慣れる
東京都で愛犬を飼う飼い主さんが散歩のために外に出ると、車やバイク、子供の遊んでいる声、他の動物や虫など様々な刺激があります。何かが起きた際のしつけを考えるより、これらの刺激に慣れておくことも、犬にとっては大切です。
こういったものに慣れないと、車を吠えて追いかけたり、外に出たらぶるぶる震えるような子になってしまいます。
できるだけいろいろな場所を散歩して、さまざまな物事に慣れさせるしつけをしてあげたいですね。
ストレス発散になり、問題行動が起きてからしつけを行うより効果的
家の中にばかりいると、犬も退屈してしまいます。いろいろな刺激のある散歩は、その刺激に慣れるだけでなく、ストレス発散のためにも大切です。
人でも一日中家にこもっていれば、気分も落ち込みストレスも溜まってきます。愛玩動物が室内で飼われ始めたのはここ数十年であり、本来は外で暮らす動物です。
そのため、外に出ること自体もストレス発散になります。もちろん、さまざまな物事を見ることで、好奇心が満たされ、ストレスの解消につながり問題行動がおきてからしつけをする必要が減ります。
東京に住むペット達に外の空気と雰囲気を味あわせてあげ、溜まってしまいがいちなストレスを発散させてあげましょう。
東京都に住む愛犬へ 何か起きてからのしつけより、運動不足の解消で解決
動物が一人で家の中にいる時は、ゲージ内などの限られたスペースでは何もやることがないため、ほとんどの時間を寝たりボーっとしたりして過ごします。
つまり、お家の中でずっと過ごしていると、どんどん運動不足になることでしつけが必要となります。
運動不足は肥満や関節の病気のリスクを高めるだけでなく、ストレスの原因にもなります。
できる限りお散歩に行ける機会を増やしてあげることが、しつけ以外の効果として愛犬の健康維持にも大切なんですね。
東京都に住む愛犬へしつけ以外の効果として、被毛の健康を維持
日光を浴びると、体の中でメラトニンという物質が作られます。
メラトニンは毛の成長サイクルである「毛周期」を決める重要な物質です。
メラトニン不足になると、毛の生え代わり(換毛)がうまく行かなかったり、毛が薄くなってしまうこともあります。
実際にメラトニンは原因不明の脱毛の治療薬として使われることもあります。
また、お散歩に行く習慣がある犬は、外で季節を感じることもできます。
これも換毛には非常に重要な要素です。しつけ以外の目的として散歩を行い日光を浴び、季節を感じることで毛がうまく生え代わり、健康的な美しい毛を保つことができるんですね。
東京都に住む愛犬へ ビタミンDで骨を健康に
人と同じく、わんちゃんもビタミンDの合成には日光を浴びることが必要です。
ビタミンDはカルシウムの吸収のために必要な物質であるため、日光浴は骨の健康のために欠かせないビタミンです。
散歩をして日光を浴びることで、健康な足腰を作ってあげることも大切ですね。
まとめ
ほぼ丸一日室内で生活しているペットにとって、継続された散歩代行は問題行動がおきてから訓練所でしつけをするより、気分転換やストレス解消だけでなく、心と体の健康のための習慣でもあるんです。
日頃忙しくてまともにお散歩に行けていないという飼い主さん、ペットの健康のために散歩代行を利用してはいかがですか?