【大型犬の介護】飼い主と愛犬の負担を軽くするポイントと注意点

大型犬の介護をするために知っておきたいこととは?
こんにちは!
ペットシッターサービスエン宇井です。
大型犬の平均寿命は、ここ30年で2倍近くに伸び今や10歳を超えることも多くなりました。

フィラリアなどの寄生虫の予防や病気を防ぐワクチンの普及、交通事故の減少などによって急激に伸びている大型犬の寿命ですが、寿命が伸びることで出て来る問題もあります。それが、高齢犬の介護です。

特に大型犬は体重も重く、介護が難しくなるケースもあります。今回は大型犬の介護について、できるだけ人と犬の負担を軽くするポイントと注意点をお教えいたします。

今すでに介護を必要としている中型犬~大型犬の飼い主さん、今後介護が必要になりそうな大型犬の飼い主さんはぜひ読んでみてください。

寝たきりにならないためにできる工夫

海辺で遊ぶレトリバー
大型犬は高齢になると、重い体重を足腰が支えきれなくなり、寝たきりになってしまうことが多いです。

大型犬の介護が必要になると、飼い主さんは愛犬の重い体を介護することにかなり苦労しますし、体重の重い大型犬は床ずれなどに苦しむことが多いです。

そのため、まず第一に考えることは介護が必要にならないよう、少しでも犬自身で身体を動かせる期間を長くすることです。そのためには、以下のようなポイントに注意してください。

介護におすすめ 若いうちから肥満にさせない

肥満になればなるほど、関節への負担が強く、高齢になってから寝たきりになり介護が必要になる可能性が高くなります。

足が弱ってからのダイエットは筋肉を落としてしまうことになりますので、できるだけ若いうちから適正体重を保つようにしましょう。

介護におすすめ 関節が悪いなら薬やサプリメントを

大型犬は高齢になると、股関節を中心として慢性関節炎を発症することが多くなります。関節炎の悪化は、寝たきりになり介護が必要になってしまう大きな原因の一つです。

少し歩き方がぎこちないなどの症状があった場合は早めに動物病院へ行き、必要があれば薬や栄養素が含まれたサプリメントを飲ませることで関節炎の進行を防ぎましょう。

介護におすすめ 適度な運動を

高齢になってからは運動量も落ちますが、適度な運動は、骨や関節の健康や筋肉量を保つために重要です。

その大型犬の年齢や大きさ、関節や内臓の状態によって適切な散歩の距離や時間は違いますが、足が弱ってきたから散歩をさせないようにすると、介護が必要になるリスクを高めてしまいます。

足が弱ってきていても、無理のない距離やスピードで散歩をしてあげるようにしましょう。

介護におすすめ 補助歩行

自力であまりうまく歩けない大型犬には、補助歩行も有効です。

後ろ足はかなり弱いけれど前足はしっかりしている子や、支えてあげれば立てるという子には、できるだけ補助しながら歩かせてあげましょう。

補助歩行は、手足の筋肉や関節の健康維持だけでなく、歩きたいという本人の欲を満たしてあげることで人間と同じようにストレス発散にも役立ちます。

補助歩行をすることで、満足して体も疲れるので、痴呆による無駄吠えや昼夜逆転などの軽減も期待できます。

また、体が動くことで全身の血流が良くなり、食欲不振や消化不良の改善効果が出る子もいます。

補助歩行をする場合は、まずは介護用品としてバスタオルを使ってみましょう。

バスタオルを大型犬の腰の下に回して、それを引っ張り上げて腰を持ち上げてください。うまく前後左右のバランスを取り、少し前に移動させると自分で手足を動かして歩いてくれます。

バスタオルが難しい場合は、補助歩行のための介護グッズを使うのもいいでしょう。

服のように着せて体を吊り上げることができるハーネス型の補助歩行補助グッズも販売されていますので、サイズをしっかり測って注文してみてください。

介護におすすめ 血行を改善させよう

足の動きが悪い場合や、すでに寝たきりになってしまっている場合は、血行の促進も大切です。

血行促進は関節の動きを改善して歩行能力を高めたり、皮膚の代謝を高めて床ずれを防ぐなどの効果があります。

介護におすすめ ストレッチ(他動運動)

ストレッチ(他動運動)は大型犬の手足を強制的に動かす理学療法の一種です。

大型犬が横になっているときに手足の関節を曲げ伸ばししたり、前後に動かすことで、

・関節の可動域を広げ

・凝り固まった関節の動きを改善し

・手足の血流を促進する
というメリットがあります。急に動かすと痛みを伴うこともあるので、ゆっくり少しずつ動かしましょう。

特に、冬場は関節が固まりやすいので、温めながら少しずつストレッチするようにしましょう。

マッサージ

大型犬のマッサージは、手足を中心として、滞ってしまっている末梢循環を良くしてあげるための方法です。

手足など末梢の血流が改善し、刺激になることで少しでも筋肉の状態を良くしたり、床ずれの防止を防ぐことができます。ストレッチと一緒にマッサージも取り入れましょう。

大型犬の介護の注意点

寝たきりのレトリバー
では、最後に介護の際に注意しておきたいポイントも見ておきましょう。

床ずれに注意

大型犬の介護での一番の問題が床ずれです。床ずれは、体の下になった皮膚の血行が悪くなり、その部位の皮膚が壊死や可能を起こしてしまう状態です。

大型犬では一度床ずれができると治すことが困難になるケースが多く、床ずれは予防が大切です。床ずれにならないようにするためには、以下のような方法が有効です。

頻繁に体位を変更(寝返り)

下になっている場所が同じにならないよう、頻繁に左右を入れ替えてください。

必要があれば2~3時間に一回くらい、最低1日3~4回は体位変更(寝返り)を行ってください。

下には柔らかいものを

床ずれは、皮膚の圧迫によって起こるので、できるだけ下に柔らかいものを敷いておくことが大切です。

特に注意しておいてほしいのが腰骨と肩です。この部分の骨は出っ張っており、最も床ずれができやすい場所です。

肩と腰の下には少し分厚めのタオルを引いてあげるといいでしょう。また、ウォーターマットも一カ所にかかる圧力を抑えて床ずれができにくくなるため、

介護の際、床ずれができたら早めに病院へ

介護の際、起こりやすい床ずれは非常に治りにくく、広がってしまうとさらに難しくなります。

ですので、床ずれになりかけていたり、床ずれになってしまっている場合は早めに動物病院で診てもらい、薬をもらったり、お世話のアドバイスをもらいましょう。

夏場はハエウジ症に注意

介護の際5月から10月くらいの暖かい時期に注意したいのがハエウジ症です。

これは、床ずれの部位や、尿や便で汚れた皮膚にハエが卵を産み、ウジがかえって皮膚を食べる病気です。ハエウジ症対策は床ずれを作らないこと、床ずれの場所を清潔に保つこと、尿や便を清潔にしておくことです。

皮膚や毛の「蒸れ」を防止して体を清潔に

皮膚や毛が蒸れあり、尿や便で体が汚れていると、皮膚の炎症や感染の原因となります。

寝たきりの大型犬は自分で自分の体を舐めてきれいにできませんので、飼い主さんが蒸れや汚れに注意してあげる必要があります。

オムツはこまめに交換

寝たきりや足腰が立たない、トイレが自らできないため介護を必要とする大型犬の場合、オムツを履かせないといけないこともあります。

ただし、排尿・排便されたオムツをそのままにしておくと、皮膚が汚れて蒸れてしまい、皮膚炎の原因になります。オムツを履かせる場合は、こまめに変えてあげるようにしてください。

また、オムツ擦れを起こす子もいますので、オムツの端の部分が擦れていないかもしっかりチェックしておいてくださいね。

陰部の毛は刈っておく

特に汚れやすい部分に関しては、事前に毛刈りをしておくのも一つの方法です。

毛刈りをしておけば体の清掃もしやすく、皮膚も蒸れにくくなります。皮膚を切らないよう注意しながら、バリカンで毛を刈ってあげましょう。

ただし、毛を刈る部位は注意しておいてください。陰部や内股などの毛は刈ってもいいですが、腰や肩など、下になった時に床と体に圧迫される部分の毛は極力刈らないようにしてください。

毛は寝ているときにクッションのような役割をしているため、毛を刈ることでその部位の床ずれが起きやすくなってしまうこともあります。

まとめ

ゆったり眠る老犬
高齢の大型犬の介護は、時にとても大変になります。

この記事を参考にして、できるだけ飼い主さんの負担が少なく、大型犬が快適に過ごせる介護を目指してみてください。

大型犬の介護に悩む場合は、気になる症状に対して動物病院でも相談に乗ってくれることが多いですし、往診に来てくれる病院やシッターもあるので、一度相談してみてくださいね。


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