プロが教えるペットホテルとシッターのメリット・デメリット比較

プロが教えるペットホテルとシッターのメリット・デメリット比較

ペットシッターとペットホテル、どちらがいいの?

旅行やお仕事の出張、急な帰省など。

ペットとの生活では、どうしてもペットを預けなければならない時があるでしょう。

ではその場合、私たちはペットホテルとペットシッターのどちらを選べばよいでしょうか。

ここではプロシッターが、ペットホテルとシッターの長所と短所を、正直にご紹介します。

この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです。

※2016年12月06日更新

ペットホテルのメリット・デメリットとは

仲良しな犬

犬は成犬になるとある程度トイレを我慢できるようになり、猫は食事を大目に用意しておけば一泊程度の留守番は可能です。

ただ、数日単位で家を空ける場合もあるでしょう。

その時に、ペットの預け先として思い浮かぶのはペットホテルです。

最近は動物病院併設型、ケージを使用しないフリースペースのペットホテルもあり、その利便性は高まっています。

そしてペットホテルの最大のメリットといえば、サービスの規模利用のしやすさでしょう。

まず一般的なペットホテルには、以下のメリットがあります。

  • 食事やおもちゃ、リードなど身の回り品だけ持ち込めばよい
  • 朝夕の散歩を追加サービスで受けられる
  • 料金体系が明確であり、比較的安価
  • 24時間営業しており、空きも多い
  • 長期的な滞在が可能
これらのメリットはペットの長期滞在に向いており、利用者の数も非常に多く見られます。

事業の規模が大きい分、いざという時にも空きが多いのが現状です。

しかし一方で他のペットと過ごすペットホテルでは、以下のデメリットも挙げられます。

  • 他のペットからの感染症が懸念される
  • 規模の大きさから、個々のペットの管理が難しい
  • 大型犬等への怯えによる、ペットの精神的ストレスが大きい
  • 咬傷事故などのトラブルが発生しやすい
このように多数のペットが存在するからこそ、ペット間のトラブルと感染症が懸念されます。

そして、これらの危険性は滞在日数に応じて拡大します。

ペットホテルの利用時には、「どのような場合は保証されるのか」といった利用規約内の免責事項を必ず確認しましょう。

またこれらのデメリットは、利用者の感想からも確認できます。

ペットホテルの利用後には、以下の感想が多く見られます。

  • 帰宅後、ペットに下痢などの体調不良がみられた
  • 滞在スペースが狭く、散歩以外はケージ内に入れられていた
  • 周囲の鳴き声の怯えていて、眠れていない気がする
  • 食事の食べ残しがあり、食欲が減退していた
このような状態を目にすると、同じペットホテルの再利用はためらわれるでしょう。

もしかすると、今後の旅行や仕事を調整をしなければとお感じになるかもしれません。

ただしペットホテルのサービスレベルは、個々のお店によって大きな差があります。

お近くに満足のいくペットホテルがない場合は、別のサービスを検討しなければなりません。

そのため今日本では、ペットホテルとペットシッターの併用が非常に増えています。

実は海外では、ペットシッターへの依頼がごく自然に選択されています。

それはペットライフを第三者と協力し、より快適に進めていく意識によるものです。

そして日本でもサービス内容の充実とともに、より柔軟な対応が可能になっています。

ペットシッターのメリット・デメリットとは

ペットシッター撮影の猫

まず、ペットシッターとはどういった職種でしょうか。

ペットシッターとは、「ペットのお世話代行業」の意味です。

一般的には飼い主さんが留守中のペットの食事のお世話、散歩の代行やトイレの清掃などを主に行います。

飼い主の帰宅が遅い日の散歩代行や動物病院への通院代行、出張でのトリミング、老犬の介護など、彼らが行えるサービスの種類はペットライフの種類と同じだけ存在します。

これらの料金は所要時間やサービス内容、ペットの種類などで決まり、サービスの質や事業規模によっても大きく変化します。

晴れた日に犬と公園で信用されるペットシッターの見分け方6つ【お客様の秘密を守ります】

では次に、ペットシッターのメリットとデメリットは何でしょうか。

ペットホテルにはないペットシッターの魅力と注意点が分かれば、併用も選択しやすいでしょう。

まず一般的なペットシッターには、以下のメリットがあります。

  • 他のペットからの感染症の恐れが少ない
  • 他のペットとのトラブルが少ない
  • 高齢ペットなどにも、柔軟な個別のお世話が可能
  • いつもと同じ環境なので、ペットのストレスが圧倒的に少ない
  • 自宅にシッターが来るので、移動の手間がない
  • 1時間単位で申し込みが可能
  • 継続利用でき、二回目以降の処理が簡単

これらのメリットは、ペットホテルのデメリットを補う大きな要因です。

そのためペットホテルとシッターを併用し、よりペットに快適なお世話をする方が増えています。

特に一番のメリットは、ペットが普段の環境で生活できることです。

ペットシッターは自宅に訪問してお世話を代行しますので、ペットは住み慣れた自宅でいつも通りに生活できます。

ペットホテルで数日間味わうストレスとは、大きな差があるでしょう。

しかし一方で、危惧しなければならない以下のデメリットもあります。

  • 自宅に人を招き入れるため、防犯対策が必要
  • 信頼できるシッターを見極めなければならない
  • 利用規約の免責事項が、利用者に不利な可能性がある
この様に、たとえプロであっても自宅の鍵を預けることに一定の不安があります。

そして同時に、シッター自体が信頼に足りるかどうかを判断しなければなりません。

ペットシッターは一度だけではなく、継続して依頼するケースが多く見られます。

そのためシッター自体が信頼できるか、安定した運営方針であるかを判断しなければなりません。

ただこれらの不安は、実は比較的解決しやすいのです。

申込前にシッターの人柄を確認し、鍵の預かり方法やトラブル対応方法を十分に把握しましょう。

そのためには、事前打ち合わせに力を入れているペットシッターを選ぶことです。

そして同時に、申込書類利用規約がしっかりと整備されたお店を選択しましょう。

信頼できるペットシッターは、きっと細かな確認にも笑顔で応じてくれるでしょう。

長所と短所を理解した、より安全な選択を。

ペットライフは、近隣のサービスでもっと快適になります。

そしてその選択には、飼い主様ご自身の正しい判断が求められます。

ペットシッターへの依頼をご検討でしたら、是非一度お話をさせてください。

ご信頼を賜れるよう、懇切・丁寧に対応させていただきます。