高齢犬の介護・日常のお世話のために【ペットシッターができること】

椅子の上にいる老犬

私としても、介護の問題は今後への大きな課題です

こんにちは!東京都23区対応ペットサービスエンの宇井 皓之です。
今や3頭に1頭がシニアといわれるほどペットの高齢化は進んでいる事はご存知ですか?

背景として考えられるのは、ペット医療の発展とえさの改良など。また 、犬を家族の一員として、大切にケアする考え方が広まったことも大きいのではないでしょうか。

日本社会は急速に少子高齢化が進んでいますが、ペットの高齢化も同時に深刻な問題です。

今回は、高齢だったり特別なケアが必要だったりする犬のためのペットシッター選びについてお伝えします。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

高齢犬・介護 犬のお世話は元気な犬とは違う

すやすや眠る老犬

ベビーシッターと高齢者のケアをする介護士のお仕事内容が異なるように、若くて元気な犬のお世話を するペットシッターと、高齢犬・介護犬に対するサービスの内容は異なります。

一般的にペットシッターへの依頼内容としては「食事の世話」「トイレのお掃除」「お散歩」「遊び相手」「ブラッシング」など。
このほか、しつけなども含まれることもあります。

一方、高齢犬のサービス内容は

  • 「食事の介助(薬を飲ませる)」
  • 「トイレの介助」
  • 「オムツの交換」
  • 「体の汚れを拭く」
  • 「トイレや周りの掃除」
  • 「寝返りを打たせる」
  • 「マッサージ」

など。 人間の高齢者のケアをイメージするとサービスのイメージがつかみやすい かもしれませんね。

動物を扱うプロフェッショナルであるペットシッターでも、得意・不得意分野があることがあります。

高齢犬の世話を依頼する場合は、これまでそういった犬のお世話をしたことがあるかどうかを確認したほうがよいでしょう。

高齢犬介護という仕事

おむつをしている老犬

高齢犬のケアには、これという正解が ありません。一般的に高齢の範疇に入る10歳になっても、元気で若い犬と同じように過ごせる犬もいます。

これは、人間も同じことですね。 一方でうちの子は大丈夫と思っていても、時計の針は逆戻りにはできませんから、確実に老化は進んでいきます。

老化によって体の免疫力が下がることで、病気につながりやすくなります。体力が低下しているため、一度病気になるとなかなか治らないのです。

高齢の犬の介助をするためには、こうした、老犬に関する知識や病気のことを知っておく必要があります。

最近では、歳をとったペットのケアに不安を抱える多くの飼い主さんに向けて、正しい知識と適切なケア方法で心身をサポートするために、ペットヘルパーという民間資格もあります。

ペットヘルパーの資格取得には、年齢や体力にあった運動や遊び、体に適したフードや栄養バランス、寝たきりや痴呆など介護を要するペットのお世話といった、ペットの介護のための専門知識を習得します。

さらに、机上の学習だけでなく、ペットに負担をかけず迅速に処置する「技術」なども身につけますので、体力がなく自ら身動きができない高齢 犬の 負担にならないお世話ができます。

高齢 犬のお世話に悩んだら、こうしたペットヘルパーに相談するのもひとつの方法でしょう。

高齢犬・介護 犬のお世話に 選びたいシッター

ゆったり休む老犬

高齢犬・介護犬を 頼む時に におすすめなのは、男性のペットシッターなのです。

すでに寝たきりになってしまい、自力で動くことができない犬のケアは、若い犬の それのように容易ではありません。

体を拭いてあげたり、寝返りを指せてあげたり、寝具を定期的に取り替えてあげたりと、体を動かして行うことが非常に多いのです。

そうした介護は女性より圧倒的に力があり、重いものを持ち上げることが可能な男性のペットシッターが向いています。また、高齢になると急激に体調に変化が生じることがあります。

ペットシッターにお世話をしてもらっている最中に、急な体調悪化により病院に連れて行かなくてはいけないということもあるかもしれません。

実は、動かなくなった犬を移動させるのは 相当な力と体力が必要になってきます。

さらに、加齢にともない痴呆症になる犬もいます。痴呆症の犬は、お散歩のときなどに思いもよらぬ行動に出ることもあります。

そうした場合に、しっかりと力で犬を引き戻すためには、力の強い男性が世話をしたほうが向いているのです。

ただし、1人暮らしをしている女性の飼い主さんなど、男性が自宅に入るのが不安だと感じる女性の方も多いことでしょう。

そうしたときは、無理をして男性にお願いすることはありません。

女性のペットシッター であっても、対応が可能な場合 があるからです。

男性、女性どちらのペットシッターに依頼するとしても、大切なことは依頼の前にきちんと会話をすることです。

来てもらった時に何をしてもらうか、何を食べさせるか、散歩に行く場合にはどの経路を回るのかなどを確認しましょう。

若くて元気な犬よりもより注意深いケアが必要な高齢犬・介護犬であるからこそ、飼い主さんとペットシッターのあいだでの綿密な打ち合わせが必要です。

ペットシッターに依頼する最大のメリットは、住み慣れた場所で犬のケアができること。 高齢ペットが安心してすごせるように気を配ってあげたいものですね。