ペットシッターがご自宅で実践する愛犬の簡単自宅お手入れ術(厳選3種)

プロシッターが実践している愛犬の簡単自宅お手入れ術(厳選3種)

プロシッターの技を自宅で簡単に!

愛犬のシャンプーやお手入れを、自宅でも行いたい。

そんな飼い主さんの声が、最近とても増えています。

そこで本日は、プロシッターが実践する自宅で簡単にできる愛犬のケアと、手入れグッズの選び方をご紹介します。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

※2016年12月02日更新

《お手入れの基本》ブラッシング

飼い主が愛犬にお手入れ中

まずは愛犬の体を守る、被毛のトリミング方法です。

実は、犬の被毛のタイプには大きく分けて2種類あります。

一つは長く伸び、抜け落ちるサイクルが数年と長いタイプの被毛で、抜け落ちるサイクルが長い代わりに定期的なカットが必要です。

この種類の代表的な犬種には、プードル・ヨークシャーテリア・マルチーズ・シーズー・シュナウザーなどがあげられます。

日常生活における抜け毛の悩みが少ない代わりに、1,2カ月のサイクルのカットが必要であり、またカットまでの合間にも自宅でブラッシングをし、毛玉ができないお手入れも欠かせません。

もう一つのタイプは、抜け落ちるサイクルが短く一定の長さで抜けるタイプの被毛です。

これらはチワワやダックス、柴犬などの犬種に代表されます。

彼らの被毛は一定の長さで自然と抜け落ち、年に2度、春・秋ごろに換毛期と呼ばれる全身の被毛が生え変わる時期を迎えます。

自宅でのお手入れが簡単な代わりに、日常的に抜け毛の処理が必要になる特徴があります。

被毛タイプに応じたブラシの選び方

そしてブラッシングでは、愛犬の被毛タイプよって使用するブラシの形状を変えます。

ブラシの性質を知ることで、愛犬の体を傷つけにくいブラッシングが可能になるのです。

まず愛犬の被毛が長く伸びるタイプの場合は、「スリッカー」と呼ばれる細い針金状のブラシが良いでしょう。

この細い針金が被毛の絡まりをほどき、毛玉の生成を防いでくれます。

使用時は力を入れ過ぎず、優しく撫でるように被毛の根元から梳かすとなお効果的です。

もう一方のタイプの被毛には、「獣毛ブラシ」を使用すると、艶のある仕上がりになります。

全身をくまなくブラッシングすると被毛が沢山落ちますので、衛生管理のためにもこまめな清掃が必要です。

またフレンチブルドッグやパグ、ラブラドールの様に非常に短い被毛の場合は、「ラバーブラシ」と呼ばれるブラシが良いでしょう。

これはゴム製タワシのようなブラシで、全身をこするように抜け毛をとってくれます。

各ブラシの性質

この様にブラッシングに使用するブラシは、一つではありません。

ここでは前述のブラシにくわえて、さらに他のブラシの性質も見てみましょう。

  • ピンブラシ
  • 目の荒いピン状のブラシで、主に長毛種のブラッシングに適しています。
    毛並みのもつれをほどいたり、ホコリ、フケを取り除いたりする際に使います。ポメラニアン、ヨークシャテリア、シーズー、マルチーズなどの犬種には必須の道具です。

    またこのブラシには、長めのピンと弾力のあるラバークッションのマッサージ効果もあります。
    ブラッシング中、愛犬が気持ちよさそうな顔をしていませんか?

  • コーム
  • いわゆる一般的なクシのことです。
    毛玉の有無をチェックしたり、カットする際に毛並みをたたせるために使用します。

    使用時には毛玉をむりやりひっぱらないようにしましょう。
    ペットが痛がってブラッシングをいやがる原因になり、ブラッシングの習慣が付きにくくなります。

    このクシは、プードル・チワワ・ダックスフンド・ポメラニアン・柴・ヨークシャテリア・シーズー・マルチーズ・シュナウザーなどの、毛玉ができやすい犬種に必要です。

  • ラバーブラシ
  • 次に、先ほどご紹介したゴム製のブラシです。
    ゴムに毛が吸着するのでお手入れもしやすく、シャンプー時にも使えるため1つあると便利です。

    このブラシは、皮膚が弱く抜け毛が多いフレンチブルドッグなどの犬種のお手入れに活躍します。

つまりこれらをまとめると…

長の毛い犬種には「ピンブラシ」「コーム」を。
短の毛い犬種には「獣猛ブラシ」を。
最後に非常に毛の短い犬種には「ラバーブラシ」が最適と言えるでしょう。

最適なブラッシングの順番

次にブラッシングの効果的な進め方です。

まずブラッシングは、イヌが触れられたときに抵抗感の少ない場所から行うのが原則であり、敏感な頭部や手足は最後にブラッシングします。

具体的な順番は以下の通りです。

  • 1. 背中から腰
  • 2. 体のサイド
  • 3. 首や胸
  • 4. お腹
  • 5. 頭部全体
  • 6. 足先や耳
ブラッシングは根元のもつれを取ることが重要なので毛の根元からブラッシングしましょう。

一気にやろうとすると、毛玉にブラシがひっかかり、痛い思いをさせてしまいます。
あわてずに、ゆっくりと毛玉をほぐしていくようにブラッシングします。

また、ブラッシングはペットとのコミュニケーションのひとつです。
習慣的なブラッシングは、愛犬との距離を今以上に知事目てくれるでしょう。

正しいシャンプーの選び方

自宅でシャンプーされる犬

次に愛犬のシャンプーです。

自宅でシャンプーをする際は、必ずペット専用のシャンプーを使用しましょう。

犬の皮膚は人間の皮膚の数倍も薄いため、極力低刺激な物を使用することが大切です。

また、香りはあまり強く残らない製品を選びましょう。

人間にとってはいい香りでも、愛犬にとっては「不自然な香り」にもなりかねません。

薔薇の香りや果物の香りは本来犬の体にあるべきものではなく、過度な香りづけは愛犬のストレスにもつながります。

そのため、これらの香料は極力控えめにしましょう。

シャンプーの頻度

また、シャンプーの頻度は最大でも週に1度ほどです。

犬の体には健康を保つ上で必要な皮脂があり、過剰なシャンプーは必要最低限の皮脂までも取り除きかねません。

それによる乾燥肌かゆみ湿疹が引き起こされることも多く、愛犬のストレスとなります。

汚れや臭いが気になる場合にはブラシを有効に活用し、過度なシャンプーは控えましょう。

自宅でできる簡単な耳掃除

耳掃除する飼い主と犬

また、ダックスやビーグル、プードルなど耳が垂れている犬種の多くは耳の悪臭などの耳トラブルが悩みです。

そのトラブルの簡単な対策として、ご自宅での耳掃除を行いましょう。

動物病院でも自宅での耳掃除を指導されますが、ただ、実際の耳掃除は意外と難しいのです。

まず耳掃除の方法は、専用の速乾性ローションを使用し、綿棒で耳の汚れを取り除いてあげましょう。

この時、決して水道水を使用してはいけません。

水道水は完全に乾燥するまでに時間がかかり、掃除後に耳の中が蒸れてしまいかえって症状を悪化させてしまいます。

汚れがひどく綿棒で拭きとれない場合は、専用の洗浄液を耳の中に流し込み、外部からマッサージしましょう。

この方法ならば耳の粘膜を傷つけることなく、手軽にケアができます。

ただ、ワンちゃんの耳はとても粘膜が薄く、敏感な部位です。

お手入れには専用の製品を使用し、愛犬に無理強いをしないケアを心がけましょう。

無駄な出費を抑える、お手入れグッズの選び方

お手入れグッズあれこれ

このように、愛犬のケアには様々なグッズを使用します。

前述のブラシだけでも豊富な種類があり、さらに爪切りやトイレ、歯ブラシ、におい対策・・・など、お手入れグッズの種類は数えきれません。

確かにいずれのグッズも便利であるため、飼い始めの時期などはたくさん買いたくなります。

だた、余計な出費を防ぐためにも「買うべきグッズ」をしっかりと見極めるましょう。

飼い始めに揃えておくべきお手入れグッズ

まず飼い始めに必要になるのは、食事や給水ボウル、室内犬であればトイレのためのペットシーツです。

これらは衛生上必須といえるため、必ずご用意下さい。

次に散歩時の首輪・リード・歯ブラシ・爪切りは、子どもの頃から慣れさせる必要があります。

予算に余裕があれば、これらのグッズも早めに購入するべきでしょう。

次にペットサロンを利用しない場合は、ブラシ・シャンプー等のグルーミング用品も必須です。

定期的にブラッシングをしてあげれば、幼いころから愛犬との距離もグッと近づきます。

また、ぬいぐるみやフリスビー、ボールなどのおもちゃ類は少しずつ揃えていきましょう。

愛犬の好みもありますし、特に幼い頃はなんでもオモチャにして遊んでくれるでしょう。

自宅ケアから、より良いペットライフを!

愛犬の長寿化と共に、ペットグッズも年々進化しています。

久しぶりにペットショップをのぞいてみると、思わぬ便利グッズが登場しているかもしれません。

より良いペットケアと共に、幸せなペットライフをお過ごしください。